We are Aqours! / Aqours 3rd LoveLive! Tour 福岡 感想
福岡公演の終了を以て、Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~の全公演が幕を下ろした。
TVアニメ2期の軌跡を辿るライブでは、1stライブ同様幕間で劇中の映像が流れていたが、こと福岡では何度も見た映像であるにも関わらず「いよいよ最後なのか」という心持ちで見届けていた。
ライブの幕間でも流れたTVアニメ12話の場面で、鹿角聖良の次のような言葉がある。
誰のためのラブライブ!ですか?
劇中では各々の理由を千歌に伝えながら「ラブライブ!」に臨む意志を8人が示してくれた。
そして私自身が「挑戦の太陽」に照らされた日ーーー3rdライブツアーの始まりの地で伊波さんが”跳んでみせた”のを目の当たりにした日からあらためて今日。
その問いかけに対する自分の答えが見つかった。
問いかけられたら答えたい。その問いかけは聖良から千歌へ、千歌からAqoursにだけ投げられた問いかけなのだろうか。
少なくとも私は額面通りには受け取っていない。
この言葉も『君のこころは輝いてるかい?』とAqoursが画面の向こう側の私達にまで問いかけてくれたように。WBNWで青い羽根を私達のところまで飛ばしてくれたように。
彼女達の問いかけは常に私達にも向けられている。
だから私はその問いかけを無視したくない。でも心からその問いかけに答えられない心持ちも確かにある。
だから私達は彼女の問いかけにいつか答えられるように。常に何かに挑戦し続けていることが大事なのではないだろうか。
彼女達がいつも挑戦する存在であるように。
私自身も最近挑戦を始めた身として偉そうな事を言える義理は無いのだが、Aqoursを追いかけているだけでは駄目なのだと思う。
Aqoursはよくこう言ってくれる。
「みんなが10人目のAqours」と。
だから私は何かに挑戦していたい。彼女達が挑戦する姿を見せてくれて、私達の心に輝きの火を灯してくれる存在であるなら。私自身も何かに挑戦する存在でありたい。
私自身が「10人目のAqours」なのだから。
9人を追い駆け続けているだけじゃない。私も心からこう叫びたい。いつも心からこう叫べる人間になりたい。
「We are Aqours!」
これはAqours 3rd LoveLive! Tour福岡公演の感想と、Aqoursのパフォーマンスを見て自分自身が抱いた決意の話である。
- 「自分」と「伊波杏樹」さんのためのラブライブ!
- それぞれの夢を持って、みんなで駆け抜けて行く~We are Aqours!~
- Aqoursの歌が僕への応援歌に変わった日
- 何度もの挑戦を乗り越えて~『MIRACLE WAVE』に寄せて~
- 降幡愛さんから受け取ったもの
- 自分の憧れになった田野アサミさん
- 鹿角理亞に重なる佐藤日向さん
- 函館UCから繋がる想い
- 花丸ちゃんと一緒にセンターに立ちたい
- Aqoursを照らす光と映像の演出
- 心に残ったAqoursの振付
- Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~を終えて
「自分」と「伊波杏樹」さんのためのラブライブ!
私は3rd埼玉公演の終了後に二つの記事を書いた。
挑戦の太陽に照らされて! / Aqours 3rd LoveLive! Tour 埼玉 感想 - きりんログ
↓
3rd埼玉公演で目の当たりにした
である。
私が「変えたいもの」は記事を見て確かめて欲しいのだが、それは今少しづつ変わり始めている。「ゼロからイチへ」と少しづつ向かい始めている。
気が抜けそうな時は「挑戦を諦めない姿を見せてくれたAqoursにいつか胸を晴れるように」という想いで挑戦を続けている。
その気持ちに拍車がかかったのが3rd福岡でのMC。
これからどんなことがあっても、どんなことを言われても。何が何だって「輝いてやるんだからな!」って思いました。
「輝いてやるんだからな!」という力強い言葉。
伊波さんや千歌は、これまでも「輝きたい!!」という言葉を口にして来た。その言葉から更に一段増して強い覚悟や強い意志を感じる言葉。
いつだって伊波さんは僕にとっての「ヒーロー」だし、漫画の主人公のように「伊波さんなら」と絶対的な信頼を寄せることができる存在。
あらためて福岡公演での彼女の言葉を聞いて、それが確信へと変わった。
みんなも一緒に輝くんだよ?みんなと一緒に輝きたいと思います。覚悟は出来てますか?もっとみんなで輝く準備出来てますか?これからもいっぱい一緒に素敵な感動を、色んな景色を見ていきましょうね!
私はこれまでAqoursを熱心に追い駆けて来た。
でも、最近思うことがある。
全力で輝くAqoursの姿を見て、声援を送り、言葉を綴る”だけ”でいいのかと。もちろん応援はこれからも続けるし、大好きなブログで語る姿勢を崩すつもりはない。
ちょっとだけ自分語り。私は恥ずかしながらTVアニメのAqoursの姿に「何かを変えたい!」と触発されたにも関わらず実際に行動には移せなかった。それは、自分の弱さゆえだ。
その弱さを、劇中のAqoursでさえ変わらなかった自分を、生身のAqoursがぶっ壊してくれた。いや、もしかしたら18人のチカラを合わせてぶっ壊してくれたのかもしれない。
だって、3rdライブは劇中のAqoursだけでも生身のAqoursだけでも完成しない時間だったから。
だから、私は伊波さんの「みんなも一緒に輝くんだよ?」という言葉には全力で答えたい。
輝きを閉ざす事なく目に見える形にして、言葉にして「輝こう」と問いかけてくれるなら。彼女達の言葉に誠実でありたい。
これからも私たちは輝き続けます。
輝きを追い求め続けます。
それには「みんな」が必要です。
私たちAqours、これからも全身全霊で、
魂をかけて、
このAqoursを最高のグループにもっとしていきます。
みんなついてきてくれるかい?
一緒に輝いてくれるかい?
その言葉が、私たちを何よりも輝かせてくれます。
心が輝く七色の言葉を繰り返し力強く届けてくれる伊波さん。
自分も自分のために出来ることを全力でやろう。伊波さんのために、Aqoursのために出来ることを全力でやろう。
Aqoursが「みんな」を必要としてくれるなら。
ラブライブ!サンシャイン!!
— 伊波 杏樹 (@anju_inami) July 8, 2018
Aqours 3rd LoveLive!Tour
~WONDERFUL STORIES~
福岡公演@マリンメッセ福岡 にて
ツアーファイナルを
無事に迎えることが出来ました✨
やりきりました!!!!!!うん!!
想い出はまたゆっくり改めて。
本当に心から
ありがとうございました🍊!
高海千歌 役 伊波杏樹 pic.twitter.com/PrmWY9Qr10
それぞれの夢を持って、みんなで駆け抜けて行く~We are Aqours!~
2nd埼玉で印象に残っている高槻さんの言葉がある。
Aqoursの夢がみんなの夢になるといいな
本当にこの言葉を紡いでくれたことが嬉しかった。Aqoursが「私達と同じ夢を見よう」と言ってくれたのだから。
そして、3rd福岡公演のMC。
みんなも色んな夢があると思うけど、一緒に走っていきましょう!
Aqoursの夢だけでなく、「みんな」それぞれの夢を抱きながら一緒に走ろうよと。
高槻さんの言葉は伊波さんのMCにも通じる部分があって。その想いはAqoursメンバー全員に通底するものであって。
TVアニメ2期の終盤で描かれた個々の夢に向かう旅立ちの物語に繋がるものでもあって。
3rd埼玉で誓った自分の夢も肯定してくれたように聞こえて。
そんな色々な想いが混ざり合って走馬灯の様に頭の中を駆け巡って。最後には、熱いものに変わって頬を涙が伝い落ちた。
これから大変なこと、
色んなことがあると思うし、
色んなことを言われたりもすると思うけど。
ここにいるみんながいつも一緒にいてくれるから何だって頑張れる
と思います。
彼女の言葉からはファンへの思い遣りを感じるし、弱い部分まで吐露してくれる逢田さんの姿勢が大好きだ。
「ここにいるみんながいつも一緒にいてくれるから何だって頑張れる」
その言葉を聞いた瞬間、そっくりそのまま言葉を返したいという思いに駆られた。
「何だって頑張れるのは、Aqoursがいつも側にいてくれるから」なんだと。
『WONDERFUL STORIES』のサビのフレーズ
「めざめる前のチカラ」
これはみなさんの中にも絶対にあると思っていて。
だから未来を一緒に見られる仲間が、こんなにいるってすごいな!って思っています。
みなさんと一緒に、次のストーリーを作っていきたいです!
降幡愛
Aqoursという「未来を一緒に見られる仲間」が側にいる喜び。それを大切に噛み締めながら、自分の中の「めざめる前のチカラ」が覚醒する日を心待ちにして。
夢はバラバラでもいい。想いはひとつに、みんなで一緒に未来に向かって駆け抜けて行こう。そんなメッセージをAqoursの数々の言葉から私は感じ取った。
Aqoursの歌が僕への応援歌に変わった日
私は3rd埼玉をきっかけに「挑戦」することを決めた。ブログにも挑戦の内容を書き、伊波さんのように「有言実行」を果たす決意も結んだ。
するといつも聞いているAqoursの曲に”ある”変化が起こった。
自分が挑戦をする張本人になった時、Aqoursの曲が自分への応援歌のように聴こえる。
優しく力強く言葉を変えながら、何度も何度も背中を押すように、胸を叩くように。
「あきらめない!」言うだけでは叶わない
「動け!」動けば変わるんだと知ったよ
『WATER BLUE NEW WORLD』
TV東京で放送された「YOUは何しに日本へ?」で果南に勇気を貰い自分を変えることができた外国人女性の特集の時も引用されていた歌詞。
3rd埼玉で誓い大阪から挑戦を始めた私自身も、福岡で聴いた時に胸に刺さったフレーズだ。
このフレーズが私自身の軌跡に重なって聞こえた。
これまで、言葉で想いを綴ってきた自分だったが、言葉だけに過ぎなかった自分。実際に動いてみて、本当に変われることを知った。
Aqoursの歌なのに、自分自身のことを歌った歌のように聴こえる。
それは、誰が何と言おうとAqoursから自分へと向けられた応援歌だ。
投げだしたい時こそ 大きく変わるときさ
そこにきっとチャンスがあるから あったから
動いてないと探せない 休んでも止まらないで『キセキヒカル』
私は、彼女達の歌を聴いてこう思った。彼女達の歌が私達の胸を強く打つのは、Aqoursが歌うからなのだと。同じフレーズを別の人が歌ってもこうは響かない。彼女達が自分達の足で駆け抜ける道程を実際に見せてくれたこそひとつひとつのフレーズに嘘が無く、彼女達の軌跡と重なり、私達の胸に輝きの種を宿すのだと。
彼女達の軌跡はアニメだから、フィクションだからとかじゃなくて。彼女たちの歩みが確かに自分の胸を打った事実は紛うこと無くそこにある。だから、リアルだとかそうじゃないとかは大きな問題じゃない。私の胸に宿った焔は本物であって、大きなパワーを持ったことは事実なのだ。
いつものセカイが新しい扉を (もっと!)
隠してるの (Let's go!)
全部開けたいよ
ほらいっしょにね!
いつも聴いている『青空Jumping Heart』だってそうだ。「ほらいっしょにね!」というフレーズがいつにも増して自分には刺さるようになった。
一緒に挑戦できる喜び。それを感じながら、彼女達の歌に勇気づけられた。
やり残したことなどないそう言いたいね
いつの日にか
そこまではまだ遠いよ
だから僕らはがんばって挑戦だよね
『勇気はどこに?君の胸に!』
浦女や街の人達全員で歌った場面が凄く好きで、これまでもその場面を思い浮かべながらライブで一緒に歌ってきたけど。あらためて自分も心から合唱できるようになったことで、自分も10人目のAqoursなのだと強く実感することが出来た。
歌詞だけじゃない。振付もそうだ。「WATER BLUE NEW WORLD」の「ミライへ向かおう!」で指をL字にして手を掲げる振付があるが、伊波さん達のそれに呼応するように自分も腕を高々と挙げた。
挑戦したい想いは「一緒」なのだと。
さあおいで さあおいで
急がないと 置いていくよ
『ホップ・ステップ・ワーイ!』
「急がないと置いていくよ」。どこまでもあたたかさを感じる彼女達の愛と思い遣りが詰まったフレーズ。
この場所に留まろうとしていた自分を力強く、でも優しく手を差し伸べて引っ張ってくれるような言葉。
自分が何かに挑戦することで、Aqoursの歌がもう一段深みを増して聞こえるようになった。一層自分の胸に響くようになった。
自分を変えたら、世界が変わる。
大袈裟だけど、その片鱗が理解出来た気がする。
これからAqoursの歌がどんな風に変わって行くかが楽しみだ!
何度もの挑戦を乗り越えて~『MIRACLE WAVE』に寄せて~
3rd埼玉で一番心に残った『MIRACLE WAVE』。前回の記事でも多くの文字でその感想を書き綴った。
今回も『MIRACLE WAVE』について書き留めて置きたいことがある。
『MIRACLE WAVE』が持つパワーは本当に凄まじい。曲と共にパワーが増幅されて行って、ある一点でそれがビッグバンのように一気に爆発する。
伊波さんが”跳ぶ”のに成功すると、それが景気付けになってAqoursのチカラに変わり、会場の歓声へと変わる。3rdライブの最大瞬間風速は間違いなくあの瞬間にあるだろう。
3rd終了後のニコ生でも語られていたが、『MIRACLE WAVE』は全員が跳ぶつもりでAqoursの全員がパフォーマンスをしていたと言う。
そんな全力のパフォーマンスを経て、全公演跳び切った今だからこそ想いを伝えてくれる伊波さんの姿があった。
今日はすごく緊張していました。毎回初日のような気持ちでライブに挑んでいます。
それを物語っているのが『MIRACLE WAVE』が終わった時の表情。本当に毎回初めて挑戦したような表情を浮かべる伊波さんの姿がそこにあった。
埼玉で一度跳んで成功した姿を見た私は、今回も成功するのだろうということをどこかで思っていた。でも、伊波さんの心境としては毎回緊張していただろうし、毎回初めて挑戦する気持ちだった筈だ。
考えれば当たり前のことなのに申し訳ない気持ちになった。
ちょっとだけ自分の話をすると、私は2ndライブツアーの時に
「びっくりさせてやるからな!」と言いました。
なんだったら”宣戦布告”してやりました。
みんな驚いたか!びっくりしたか!どやっ!
本当にね、普段絶対に思わないんだけど。
ほんの少しだけ怖いと思っていました。
彼女の想いを聞いた時、自分の気持ちを正直に吐露してくれたことが嬉しかった。全公演跳び切った今だからこそ伝えてくれたのだと。
怖いという気持ちをずっと持っていたにも関わらず、それを言葉にせず隠していた姿を見て、本当に強い気持ちを持った人だなと思った。
彼女達にとっては毎回が「挑戦」だ。一度成功しても次に成功するとは限らない。なぜなら、彼女達は「ライブ」をしているから。
伊波さんもそうだし、他のメンバーもそうだ。逢田さんがゼロから始めたピアノは言わずもがなだし、2ndライブツアーの『HAPPY PARTY TRAIN』での諏訪さんの歌い出しだって毎回緊張しただろうし毎回挑戦だった筈だ。いつも危なげなく跳ぶ君ここの斉藤さんの馬跳びも最初の頃は怖い気持ちがあったかもしれない。
彼女達の全力のパフォーマンスを、いつも当たり前だと受け取ってはいけない。
伊波さんの言葉を聞いて、あらためてその思いが強くなった。彼女達の一回一回の挑戦を大切に受け止めようと。
「Aqoursが大好きだ」
という想いをぶつけてくれたから、
本気の想いをぶつけてくれたから、
私は6公演全てやり切れたと思ってます。
私は、Aqoursのみんながいたから跳べたし、
千歌ちゃんがいたから跳べた。
そして、みんなが私たちを一生懸命大好きだと支えてくれたから跳べた。
どこまで行っても伊波さんは格好良い。あのジャンプは伊波さんの努力の賜物であるところが大きいのに、それでも「みんながいたから成功させられた」と言ってくれるところ。
でも、それはきっと本心だから言葉にしたのだろう。それが本当に嬉しかった。
全公演跳び切ってみせて「やり切れた」という言葉を紡いだ時。あらためて伊波さんが自分にとっての憧れの存在だと強く認識することができた。
ジャンプをした瞬間に毎回「勇気」を貰っていた。ありがとう、伊波さん。
降幡愛さんから受け取ったもの
『RED GEM WINK』を筆頭に、気迫さえ感じられた『WATER BLUE NEW WORLD』や『SKY JOURNEY』など、「ルビィちゃんがそこにいる」としか思えない瞬間が3rdライブでも沢山あった。
そこが本当に降幡さんの凄いところだし、「愛」を感じる所以でもある。
私は、3rd福岡公演で降幡さんからも「勇気」を貰った。
今日一日、沢山の人に支えられているんだなとあらためて思いました。
私はAqoursのみんなに支えられてるなと思いました。
天邪鬼なのでみんなに「ありがとう」って言えなくて。
今からAqoursひとりひとりに「ありがとう」って言うから見ててね。
降幡愛
インタビューでも語られるように「ルビィがどんどん先に行ってしまう」焦燥感を持っていたという降幡さん。私達が想像もつかない想いを沢山抱えていただろう。
その想いが彼女の涙ながらの言葉から透けて見えた。メンバーひとりひとりに「ありがとう」と伝えていく姿は胸を打つものがあった。
そして、降幡さんが勇気を出して「ありがとう」とメンバーに伝えてくれたからこそ、自分もAqoursが去る時に「ありがとう!」と叫ぶことができた。
それは降幡さんから勇気を貰えたから言えたことだ。
歳をとるごとに天邪鬼になっていって素直にありがとうと言えなくなって来たが、あらためて降幡さんの姿を見て「相手に気持ちを伝えること」の大切さを思い知った。恥ずかしがらずに言葉にする勇気を貰った。
何度もブログで言っているが、私はTVアニメ2期の9話、10話が大好きだ。ルビィちゃんが勇気を出して一歩を踏み出す姿が本当に大好きだ。
一歩踏み出すだけで、自分が見ている世界は大きく変わる。自分の中にまだまだ知らないチカラがあるんじゃないかと思わせてくれる。
今回の降幡さんのMCは、ルビィちゃんが一歩踏み出す姿そのものに重なって見えた。見た目でもパフォーマンスでもルビィちゃんにしか見えない瞬間が沢山あったが、3rdライブ最後の地でルビィちゃんの横にしっかり並ぶ凛々しい降幡さんの姿があった。
私は黒澤ルビィと出会ってから、
私が声を担当するっていうのを決まってから、
ルビィの魅力を私がちゃんと上手く伝えきれなくて。
そういう風に思ってたんですけど、
大阪1日目の『Awaken the Power』の時に、
皆さんがルビィの色を振っててくれた時に、凄く勇気を貰って。
本当にありがとうございました。
ルビィのこと大好きですか?
私も大好き!
降幡愛
ルビィへの愛情を誰よりも持っている降幡さん。そんな彼女を通してルビィちゃんのことがあらためて好きになった。ありがとう、降幡さん。
自分の憧れになった田野アサミさん
田野アサミさんがステージに立つ姿が大好きだ。
今回の福岡でアサミさんみたいな人間になりたいなと思った。
自分が憧れる人は、思い返せば圧倒的に女性の方が多い。単純に女性アーティストの方を応援する機会が多いからなのだが、尊敬する人は男女関係なく自分に無いものを持っていることが多い。
内田彩さんや伊波杏樹さん、佐藤日向さんは自分が知らなかった世界を教えてくれた存在。
自分がアサミさんみたいになりたいと思った理由は、彼女がステージに立つ姿から「田野アサミの人生が透けて見える」からだ。
ステージで涙を堪えながら佇む万感の思いを抱いた表情や、積もり積もった思いをMCで語る姿など、彼女のこれまでの軌跡が感じられる瞬間が多々あって応援したくなる。
アサミさんはMCの時に「生きてて良かった」と言ってくれる。
いつか自分も挑戦を繰り返した先に、自分の軌跡が透けて見えるような魅力的な人間になりたい。そのためには今を全力で駆け抜けなくてはいけない。
鹿角理亞に重なる佐藤日向さん
佐藤日向さんがAqoursメンバーとさらに仲良くなれたようでファンとして嬉しかった。
#Aqours3rdライブツアー
— 佐藤日向〈公式〉 (@satohina1223) July 8, 2018
Saint Aqours Snow、
そしてSaint Snowに
たくさんの声援を下さった皆様
本当にありがとうございました(TT)✨
ほんっっっとうに楽しかったし
Aqoursの皆さんが仲間にしてくれて
嬉しくて嬉しくてまだ夢みたいです。
鹿角理亞役ひなひなこと佐藤日向でした! pic.twitter.com/xrsbw2NIEl
函館UCの時も距離を縮められた事を語ってくれて「9人のお姉ちゃんが出来たみたい」と言葉を紡いでくれたが、3rd埼玉~大阪~福岡とツアーで同行する中で一段と距離を縮めることができたようだ。
Twitterを見ても分かるけど、日向ちゃんがふりりん、きんちゃん、あいきゃんとかと仲良くしている姿を見ていると、どうしても2期で距離を縮めた1年生たちのことが重なって見えてしまう。どうしても重なって見えるから仕方が無い。これが「エモーショナル」という感覚なのだろう。
函館UCから繋がる想い
今回のライブでは、Saint Snowの二人が参加したことがツアーの大きなトピックのひとつだった。
Saint Aqours Snow11人の輝き、あの瞬間だけは函館クリスマスイルミネーションの会場だったし、会場からの熱量もライブの中で1、2を争うものだっただろう。
それとは別に、3rdツアーの埼玉、大阪でユニット楽曲を披露するかと思った瞬間があった。今回は2期を体現するライブだし歌われなくても流れとして自然だからと特に不満を抱くことはなかった。
だが、福岡公演。「今日は一歩飛び越えてみます!」とメインステージに向かうSaint Snowの二人。そこには、スタンドマイクが用意され。
『DROPOUT!?』が披露されたのだ。
いざ披露されるとなるとやっぱり嬉しかった。
北海道地区予選で歌い切ることが出来なかった『DROPOUT!?』。それをAqoursが引っ張って来たツアーの最後の地でSaint Snowの二人が歌う姿はとてつもなくエモーショナルだった。
TVアニメを経て、Aqoursは函館UCという劇中で描かれなかった歩みを辿ることになった。函館UCは、Saint SnowがAqoursを招いて開催されたイベント。
そのライブがあったからこそ今回の『DROPOUT!?』には「大きなチカラ」を感じたし、楽曲に新たな「文脈」が付与されたような感覚もあった。
函館から想いが繋がり、今度はAqoursがSaint Snowをこの場所に連れて来た。
これからも『ラブライブ!サンシャイン!!』、
Saint Aqours Snow、
沼津をよろしくお願いします!
11人の想いを言葉に込めるAqoursのリーダー。彼女達11人で作り上げた11色の結晶はこの先も誰もが忘れずにずっと胸に留めておくものだろう。
花丸ちゃんと一緒にセンターに立ちたい
私はやっぱもっともっと挑戦していきたいし、いずれは花丸ちゃんと一緒にセンターに立ちたいし。「もっともっと全力で走っていこう!」と決めました。
真っ直ぐな高槻さんの言葉を聞いて、ファンとして嬉しい気持ちになった。
これまでストレートに物事を言ったキャストはこれまで多くはいなかった筈だが、全員心の中では同じ様なことを思っている筈だ。自分が愛する子を、グループの真ん中に立たせてあげたいと。
だから、その気持ちを素直にぶつけてくれる高槻さんの姿が私の目には眩しく映った。
Aqoursを照らす光と映像の演出
3rdライブツアーでは個人的にライティングやモニター映像の演出の妙に感銘を受けたので少しだけ触れてみたい。
まず印象的だったのが劇中でも登場したラブライブ!決勝の舞台を再現したステージ。
ステージ全体がAqoursの羽根の一部のようでいて、四方八方へと拡がるレーザーが合わさるとまるでAqoursの威光を表す演出のようにも感じられて、特にWBNWでは劇中さながらの進化したAqoursの”圧倒的存在感”が感じられる内容となっていた。
センターステージの床面モニターも注目すべきポイントだった。
こちらもWBNWが印象に残っており、Aqoursの魂を表したような9色の光球が飛び交っているかと思えば、それぞれのソロパートではメンバーのモチーフカラーのみの光球が飛び交い、そしてサビに至り全ての光球が合体するとAqoursを象徴する青色になるなど、物語性すら感じる映像演出が凄まじかった。
後は大阪公演の時に見た『待ってて愛のうた』の、観客が振る光をも演出に組み込んでいると思わざるを得ないセンステ床面モニターの映像演出が印象的だった。
今回の『待ってて愛のうた』ではキャストがトロッコに乗って会場中を回ったことでキャストが通った場所がそのメンバーカラーになっていたが、それを予期していたかのように曲終わりの最後の部分で何と床面モニターに「虹」が映し出されていたのだ。ふと会場に目を見やるとファンが照らす光が9色に分かれて「虹」のように見えるではないか。その光景には驚かざるを得なかった。
他にも埼玉公演の感想記事(「私のこころは輝いたよ!君のこころは輝いてるかい?」の章)でも印象に残った光と映像演出について書いてあるので是非とも見ていただきたく思う。
心に残ったAqoursの振付
いつも楽しみなのがAqoursの振付。その中でも特に印象に残ったものを書き留めておきたい。
まず一番に挙げたいのが『キセキヒカル』の振付。
『ラブライブ!サンシャイン!!』の物語性やAqoursの軌跡が振付から感じられるのがエモーショナルだ。それを特に感じたのが1番Bメロ当たりの塞ぎ込むように頭を抱えるAqoursの振付。まだ輝きを探し始めていない、あるいは足掻いている最中のAqoursを象徴しているようでいて、歌詞も相まって感情が昂ぶってくる。
それとは反対に一緒に踊りたくなるようなキャッチーな振付だったのが『ホップ・ステップ・ワーイ!』。
前段のプロジェクトテーマソング『Landing action Yeah!!』がファンミでファンも一緒に踊るのを想定していたような分かりやすい振付だったのに対して、今回も多分に振りコピしやすく踊りたくなるようなキャッチーな振付に仕上がっていたのが印象的だった。
振付を担当するコレオグラファーの石川ゆみ先生が得意とする歌詞と音を形にしたような振付がふんだんに取り入れられていたような印象も受けた。
WBNWで言えば「今を重ねそして未来へ向かおう」の部分の両手を合わせてからL字で指を高々と天に掲げる振付。また、落ちサビで「心に刻むんだ」で胸を叩き、その後で天を掴むような振付。
歌詞を大切に振付に転化させながらも格好良く見える振付は印象的だ。
中でも私が個人的に好きな振付だったのが『WONDERFUL STORIES』のサビの振付。
「胸に眠る輝き目覚める前のチカラ」のところで「輝き」を象徴するかのように指をキラリと振る部分。そこから「遠くへまた行こうよDREAMING DAYS」でL字の指を羽撃かせるような振付。
全体を通して『WONDERFUL STORIES』つまりAqoursの輝きだったり軌跡だったりを形にしたような振付が本当にエモーショナルで大好きなのだ。
振付についてはまだ見逃してる部分が多々あると思うので残りは映像でチェックしたいと思う。
Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~を終えて
Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~の全日程が終了した。
TVアニメ2期の物語をシンクロしながら体現するエモーショナルなライブでありつつも、それを大きく超える生身のAqoursが生み出す熱量と挑戦するキャストらの気概を至るところから感じられるライブツアーだった。
Aqoursの努力が確かな形として結実し、“進化”を遂げたパフォーマンスを随所に見付けることが出来た。
TVアニメの物語は2期で一区切りを迎えたが、ライブに参加すると確かに分かるこの先も道は続いていく感覚。それは、各地で順々に発表された確かなこれからの展開に裏打ちされたものだ。
これからファンミーティングツアーと
東京ドーム公演とか、劇場版とか。
色々駆け足で色んなことが待ってるけど、
Aqoursまだまだこれで終わりじゃないから。
Aqoursまだまだやりたいことあるんだよ。
逢田さんの言葉の通り、前人未到の二回目のファンミーティングツアーや東京ドーム公演、劇場版が待っている。
東京ドーム公演について言えばラブライブ!プロジェクトが始まってからは長い歳月が経っているものの、Aqoursとしては結成から4年目という早い時期感で到達することとなる。まるでそこすらも通過点だと言わんばかりに。
「Aqoursまだまだこれで終わりじゃないから。Aqoursまだまだやりたいことあるんだよ。」
その言葉には本当に元気付けられた。
TVアニメ2期はAqoursの物語に一度幕を下ろすものであり、それを体現した3rdは一区切りという印象をで「終わりが見える寂しさ」を正直なところ感じていたが、AqoursがAqoursとしてまだ終われないと言ってくれる以上、益々この先の展望も期待してしまうし、待ち望むことができるというのはファンとしてこれ程嬉しいことはない。
私は埼玉公演の記事で願わくばAqoursには永遠に挑戦の象徴であり続けて欲しいと願ったが、少なくとも近い未来ではAqoursが活躍する姿が見られるのだと思うとそれだけで生きる活力が湧いてくる。
私は3rdの感想記事から大きく書き方を変えた。簡単に言うと自分の話を中心にAqoursのライブの感想を組み立てるようになった。
それはこの作品が、Aqoursが挑戦する勇気を自分にくれて、実際に挑戦をするうちに自分の軌跡をこの作品に重ねて見ることが出来ると思ったからだ。
読む人にとっては興味の無い内容かもしれないことは重々承知で、ただTVアニメやライブを楽しめるだけでいいという人の方が沢山いると思うのは確かだが、それでも私は『ラブライブ!サンシャイン!!』という作品だからこそ持っている「可能性」というものを信じたいし、実際にあると思っている。
その可能性というのが、「現実に人を動かしてしまうチカラ」。私も実際に動かされた内の1人だ。
確かに世の中には見るだけで元気になる作品や何かしたくてムズムズする作品というのは多く存在するだろう。それでも本当に人のことを動かしてしまう作品というのは僅かだと思っていて、ことサンシャインでは私達と同じ世界に生きているキャストも私達に働きかけてくれるからこそ、そういったチカラが強くある作品だと思っている。
そんな私を動かしてくれた作品だからこそ、最後までやり遂げたい。やり遂げることで、そんなチカラがある作品だったことを私自身が証明したい。色々なものを繋げてくれた最高の作品に対して、自分が輝くことが作品への、Aqoursへの感謝に繋がると考えているから。この作品は本当に変わることを信じさせてくれるし、実際に自分の中で何かが変わり始めているから。
あらためて誓おう。「We are Aqours!」と叫べるその日を夢に見て。