きりんログ

-愛と青春と声豚の記録-

Aqoursの輝き方 / Aqours FirstLoveLive!~Step! ZERO to ONE~ 感想

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2017年2月25日、26日の2日間、『ラブライブ!サンシャイン!!』から生まれた9人の少女たち「Aqours」によるファーストライブ『Aqours FirstLoveLive!~Step! ZERO to ONE~』が開催されました。

 

プロジェクト開始から2年、グループとして約1年半を経てのファーストライブ。

 

Aqoursは、彼女たちにしか出来ない輝き方で最高のステージを作り上げました。

 

それは、劇中の物語をほんの少しだけ追い越す形で。でも、それは確かに『ラブライブ!サンシャイン‼︎』あるいは『ラブライブ!』が示してきた輝き方からは逸脱しないものでした。

 

最高のステージを作り上げることが出来たのは、「自分が◯◯(キャラクター)になるんだ」「自分が◯◯を輝かせるんだ」という強い想い。そして、ただ純粋にラブライブ!が大好きだというひたむきな気持ち。

 

Aqoursの9人でしか生み出せない輝きはそこから生まれました。

 

あの日、彼女たちが自分たちの足で踏み出した最初の一歩。その始まりの一歩を振り返りたいと思います。

 

Aqours FirstLoveLive!~Step! ZERO to ONE~

 

始まりを告げる音楽が会場に響き渡り、モニターにはタイトルが映し出されます。この瞬間が毎回楽しみで仕方ありません。ステージに立つ9人のシルエットを見た瞬間には涙が溢れ出しました。

 

新しい始まりへの感動。

 

それは、『ラブライブ!サンシャイン!!』第1話の始まりで涙した時の感動に似ているかもしれません。

 

そして、

 

「見たことない夢の軌道 追いかけて」

 

青空Jumping Heart

 

TVアニメのオープニングで何度も見たあの映像。

 

それが形となって目の前に現れている現実に興奮を抑えられませんでした。

 

この曲は1stが初披露ではありませんが、これまで披露されたどの「青空Jumping Heart」よりも完成度が高いように感じました。

 

また、パフォーマンスの端々からは「自分が◯◯になるんだ」「自分が◯◯を輝かせるんだ」というキャストの強い意思から生まれた「こだわり」を追究する姿勢も感じられました。

 

私が私としてステージに立つのではなく、ステージに立つ花丸ちゃんがどうしたら可愛くなるかの研究。
その時は一生懸命すぎて自然にやってたけど、今思えばそう。
あの二日間、確かに私はマルちゃんでした。
誰に何と言われても!

高槻かなこ

www.instagram.com

 

斉藤さんの「ヨーソローターン」や小林さんの「ヨハネチョキ」といった特徴的な振り付けはもちろんのこと、曲の全編を通して「そこに本当に◯◯がいる」と我々に何度も思わせてくれるほど、それぞれのキャラクターの所作の特徴をキャストが追究し尽したと思わせられるパフォーマンスを随所で感じられました。

 

ちなみに、「ヨーソローターン」も「ヨハネチョキ」もPV制作陣による作品愛と強いこだわりから生まれたものだと伺ったことがあります。

 

リエーターが愛とこだわりを持って生み出したものを、キャストが更なる愛とこだわりを持って高みへと昇華させていく連鎖。

 

1stの「青空Jumping Heart」はその愛とこだわりの連鎖の一端を強く感じることができた一曲であり、同時に絶えずそのことを感じ続けられた2日間だったと言えます。

 

恋になりたいAQUARIUM

 

この曲に対する期待値は「誰もが待ち望んでいた曲」と言うだけで余計なことは特に語る必要はないでしょう。

 

この曲でセンターを務め上げた斉藤さんもブログに書いてくれていますが、「斉藤朱夏ではなく渡辺曜としてステージに立つ」ことのみを考えてステージに臨んだそうです。

 

私は、あのステージ 斉藤朱夏とゆう存在をなくし
渡辺 曜としてステージに立ちました。
曜ちゃんが大好きだから、曜ちゃんと一緒に
そしてAqoursのみんなと0から1にしたいから
曜ちゃんステージにいたかなっ。
曜ちゃんと一心同体になれたかしらっ

斉藤朱夏

ameblo.jp

 

それは、ステージに立つプロだからという話ではなく、斉藤さん個人の役に対する深い愛情から来るものなのでしょう。

 

その想いは形となって、あのステージを見た全員に伝わったと思います。

 

「曜ちゃんと一心同体になれたかしらっ」

 

斉藤さんの「心」はもちろん役とシンクロしていたと思いますが、そんな彼女のパフォーマンスを見た誰もが彼女の中に「渡辺曜」を見つけた瞬間があったのではないでしょうか。

 

決めたよHand in Hand

ダイスキだったらダイジョウブ!

 

TVアニメの劇中歌が続きます。

 

ここからは、もはや劇中の物語が目の前で繰り広げられていたと言っても過言ではないくらいに、Aqoursが体現する『ラブライブ!サンシャイン‼︎』の世界に没入していました。

 

第1話の「スクールアイドルを始めたい」という千歌たちの想いが強く表れた曲、第3話の3人のAqoursの「夢に憧れる気持ち」がストレートに表現された曲。

 

会場でリアルに曲を聴いた瞬間、アニメを見た時から心待ちにしていたものがようやく見られたという感動に包まれるのを感じました。

 

夢で夜空を照らしたい

 

センターステージには、第6話の淡いドレス衣装に身を包んだAqoursの姿がありました。

 

「大切な場所への想いを綴った歌」

 

キャストのパフォーマンスは去ることながら、衣装、映像演出、ファンの光のすべてが曲の世界観を作り上げるための大切な要素になっているのを感じました。

 

オレンジに染まるステージと会場が織りなすあたたかい空気感に、自分がまるであの日の内浦にいるかのような気持ちに浸ることができました。

 

『元気全開DAY! DAY! DAY!』~『Guilty Night, Guilty Kiss!』

 

満を持してのユニット曲。個々のユニットの魅せ方はそれぞれ全く異なるもので素晴らしく。そして、3つのユニットが連続した時の流れはただただ気持ちの良いものでした。

 

CYaRon!は「元気全開DAY! DAY! DAY!」の速攻力のある元気全開なパフォーマンスから、「夜空はなんでも知ってるの?」のしなやかさと動きを共存させた曲へと繋げる、ギャップまでも魅せられるユニットだということを証明しました。

 

AZALEAはメンバーそれぞれに強い個を持ちながらもひとつになると心地の良いまとまりがあるユニットだということを「トリコリコPLEASE!!」「ときめき分類学」の二曲を通して十分な実力を持って伝えてくれました。

 

Guilty Kissは問答無用の説得力を一曲目の「Strawberry Trapper」から示し、「Guilty Night, Guilty Kiss!」では高〜低音域の3人が織りなす特徴的な声を確かなハーモニーで届けられる、攻守に秀でたユニットだとあらためて感じました。

 

3つのユニットが終わるのは体感では一瞬で、それは個性が異なるからこそ純粋に「楽しい」とずっと思わせ続けられたことが大きいのかなと思いました。

 

幕間演出

 

SDキャラたちによるドラマパートは「動き」もあらたに取り入れた意欲的な作り込みが感じられました。ストーリーはライブの開催地である横浜にちなんだものでありつつ、最後は『ラブライブ!サンシャイン‼︎』関連のものへとしっかりと落とし込むといった構成で、かつ素直に面白いストーリーになっていたので、ライブ本編との緩急で程よい癒しも感じられる時間でした。

 

そして、楽曲へと繋がる形で、TVアニメの映像を編集して比較的長い時間に渡って流してくれたのは、制作陣の作品と楽曲に対する理解を感じられて嬉しかったです。

 

ラブライブ!では、「物語」が後に歌う「楽曲」の説得力に繋がる構成になっています。

 

ayarieshon.hatenablog.com

 

2期第9話の「Snow halation」で、μ'sは全国大会への切符を手にしますが、言葉で結果が語られてなくても勝ったことって伝わるんですね。それは歌が必殺技だからですよ。そこに向かって段取ってあげれば、あとは歌の力で解決する。歌にすべて乗せろというのが、暗黙の了解としてありました。

花田十輝ラブライブ! TVアニメオフィシャルBOOK 」

 

アニメの物語からシームレスに楽曲へと入ってくれたおかげで、物語の感動を味わった状態でAqoursのパフォーマンスをすぐに見ることができました。我々は、これ以上ない形で最高のステージを体験することが出来たのです。

 

未熟DREAMER

 

未熟DREAMER」は、TVアニメの第1話から第9話までの映像を経て披露されます。

 

この楽曲の真価を示すためには物語が必要だと認識してくれた上で、また1期の物語とのシンクロを軸とする1stライブにおいて、このような演出方法を選択してくれたことには感謝しかありません。

 

そして、この楽曲を語る上では3年生の存在が不可欠ですが、実際に彼女たちを演じる小宮さん、諏訪さん、鈴木さんが役にさえ見えるような迫真の表情を見せていたことが強く記憶に残っています。

 

2日目の未熟DREAMERは歌う直前に
何故かふっと今まで自分が思っていたのと違う感情がおりてきて、
自然に笑顔で歌っていました。
凄く凄く不思議な時間だった、、
けどダイヤは歌ってる時に笑っていたからもしかしたらより近づけていたのかな。。。

小宮有紗

ameblo.jp

 

楽曲の最後には劇中同様のナイアガラ花火の演出があり、劇中の物語とのシンクロを核とする『ラブライブ!』のライブ演出の進化の一端を垣間見たような気がしました。

 

想いよひとつになれ

 

アニメの物語が楽曲の説得力を強めることは先ほど指摘したばかりですが、ライブ中に巻き起こるキャストたちによるドラマも同等の力を持っている。それをハッキリと証明してくれたのがこの曲だと思っています。

 

1stでは劇中の物語とは異なり同じ場所に千歌たちと梨子が居合わせていましたが、アニメで場所を超えても想いは繋がっていることを証明した後だからこそ実現できたステージだったのではないかと思いました。

 

階段を上がる逢田さんに目線を送りコクリと頷く伊波さんの表情は、沼津駅で梨子を見送る千歌のようでいて、同時にピアノを練習してきた仲間の逢田さんに対する「大丈夫だから」と信頼の表情のようにも見えました。

 

そして、1stにおけるこの曲を語る上で外せないのが、逢田さんに起こった2日目の出来事です。ピアノのミスタッチにより曲が止まり、逢田さんが半ばパニック状態から過呼吸気味で「ごめんなさい」と繰り返し涙を零して震えていました。その光景に騒然となる会場。

 

その時、真っ先に逢田さんの元に駆けつけたのがリーダーの伊波さんでした。逢田さんと伊波さんを取り囲むように他のメンバーも駆けつけます。

 

「大丈夫。大丈夫だから」

 

そう声をかけた伊波さんは不思議と笑顔を浮かべていました。

 

これは推測に過ぎませんが、泣き崩れる逢田さんを安心させるために伊波さんが彼女なりに思いやりを持っていたからこその笑顔だったのかもしれません。あるいは、Aqoursのリーダーとして、または、スクールアイドル高海千歌としてステージに立つという想いを持った伊波さんの意思が自然と働いたから生まれた笑顔だったのかもしれません。

 

いずれにせよ大事なことは、その伊波さんの行動が逢田さんを励ましたこと。またもう一度ピアノを弾く勇気を彼女に与えたこと。同じステージ上に彼女たちが立つのがアニメとは違う演出であることは先ほど指摘しましたが、歌う場所が同じだったからこそ逢田さんの震える身体を伊波さんが抱きしめられたのです。

 

そして、再度の演奏に挑戦した逢田さんは見事にピアノを弾き切りました。

 

その間、自然と彼女の姿をモニターで追っている自分がいました。逢田さんが冒頭にグリッサンドを決めたところから最後の一音を丁寧に弾き切るところまで、涙が溢れるのを抑え切れませんでした。

 

1stで起こった一連の出来事は奇しくも劇中で梨子がみんなの力を借りて再びピアノに向き合うまでの物語と重なるようにも見えました。

 

しかし、それだけではなく劇中では描かれなかったドラマが今回の「想いよひとつになれ」には確かにありました。

 

キャストによるドラマが新たに曲に文脈を付与した結果、「だいじな夢追うとき だいじなひとがわかる」を初めとした歌詞が更なる説得力を持って聴こえて来た気がします。また、劇中では叶わなかった彼女たちが同じステージで歌うというもう一つのステージも見ることができました。そして、曜と梨子の「梨子ちゃん、おかえり」「ただいま」という会話も胸を打つものがあります。

 

もう一つ、Aqoursのリーダー伊波杏樹の成長を感じたことにも触れておきます。

 

彼女は、MCで「何が起こるか分からないから楽しいんだよ」という言葉を落ち込む逢田さんにかけてあげていましたが、この台詞は第13話で千歌が発言した「起きること全てを受け止めて全てを楽しむ」という言葉にそのまま繋がるものです。

 

リーダーとしてプレッシャーや責任は大きいですし、普段の私は結構マイナス思考なので、最初は「できない」と思っていました。でも千歌ちゃんのおかげで明るくポジティブな思考に変わっていっていると自分自身で感じています。千歌ちゃんが感じたことを私も一緒に感じたい。

B.L.T.VOICE GIRLS vol.27

 

千歌と同じ景色を見たいという想いを抱えていた伊波さんが、千歌を通してポジティブな心境に変わり、スクールアイドルAqoursのリーダー高海千歌としての言葉を自然と紡ぐことが結果として自然に出来るようになった。これも想像に過ぎませんが、今回彼女が考えて取った行動は間違いなく高海千歌と重なるものであることは疑いようもない事実です。

 

この曲の振り返りの最後に、逢田さんの1st後の言葉を振り返って終わりとします。

 

みんなは、最高のパフォーマンスだったよ!とか感動した!って言葉を沢山くれたけど、失敗は失敗。プロとしてステージに立たせて貰ってる以上失格です。本当に反省しています。その後は笑顔でパフォーマンスすることしか私には出来なかった。泣く資格なんてなかったから。

逢田梨香子

www.instagram.com

 

「声優だから本業ではないピアノで失敗してもいい」という思いは決して持つことなく、プロとして、あるいは桜内梨子としてピアノを弾き切るんだという逢田さんの強い意思を感じることができます。

 

私を1人にしないで駆け寄ってくれたメンバー、信じてその場で待って笑顔で場を繋いでくれたり、始まる前と終わった後もずっと手を握っててくれたこと、終演後楽しかったと笑い飛ばして笑顔で迎えてくれたこと、一生忘れません。きっとあの場にいた8人はみんな同じ気持ちだった。

逢田梨香子

 

メンバーの支えがあの再度の演奏を可能にし、これからもAqoursとしての彼女の活動の心の支えとなることでしょう。

 

本当に難しくて、指が思うように動かなくてイライラすることもあったけど、だんだん弾けるようになってきて、ピアノって楽しい!って感じることも出来た。

逢田梨香子

 

「挫折を味わったからこそ梨子の気持ちが分かるようになった」とMCで語っていた逢田さんですが、 「ピアノって楽しい!」と語る逢田さんは幼い頃の梨子と重なり、再びピアノに向き合うことを決意した梨子の姿そのものでした。

 

MIRAI TICKET

 

この曲が披露される前にも楽曲へと繋がるアニメの映像がありました。

 

千歌たちが「これから起こる全てを楽しむ」という決意を固め、8人と想いを共有したことろで、扉が開き地区予選のステージが始まります。

 

その瞬間に劇中の映像が現実のキャストへと繋がりました。

 

モニターに映し出されるアニメの映像は無く、もはや彼女たちだけがAqoursとしてこのステージの上から学校や街のことを伝える千歌たちの劇を体現する番です。

 

冒頭でも「自分が◯◯になるんだ」「自分が◯◯を輝かせるんだ」という強い想いをキャストが持って役の細かい所作まで追究して表現していることは指摘しましたが、「MIRAI TICKET」の劇でも同様に感じました。

 

それと、沢山の舞台を踏んで「表現することは体現すること」だと語っていた伊波さんが「高海千歌」を体現する姿を見て、あらためて彼女はなるべくしてこのステージに立っているし、高海千歌役に選ばれたのだと思わされました。

 

 

酒井監督は、1stのAqoursの「MIRAI TICKET」のパフォーマンスの後で「やっと13話が完成した様な気持ち」だと語っています。

 

あの場所であのライブに参加しAqoursのパフォーマンスをリアルに体験することで、劇中の観客と同じ目線で彼女たちを見やすくなったというのは確かに大きな意味を持っていたと思います。

 

酒井監督の発言の真意は分かりませんが、キャストのパフォーマンスをリアルに見たことで心を動かされた人が沢山いたことは事実だったのではないでしょうか。

 

「10!」「みんな一緒に輝こう!」

 

ライブの参加者である我々が彼女たちの呼びかけに呼応し、彼女たちもそれを返してくれるというリアルな体験を経験したおかげで、より自分の視点から『ラブライブ!サンシャイン!!』とAqoursが提示した輝き方を捉えることが容易くなったのではないかと思いました。

 

『君のこころは輝いてるかい』

 

劇中で「MIRAI TICKET」が披露された後の千歌の台詞を伊波さんが喋ります。

 

そして、

 

「君のこころは輝いてるかい?」

 

劇中ではこの言葉で幕を閉じましたが、1stのステージでは新たに歌が披露されました。

 

それは、劇中の物語のその先の景色と言ってもいいでしょう。

 

それでいて、私たちが一番最初にAqoursの輝きを知った時の光景。

 

終わりと始まりが繋がった瞬間、ようやく新しい物語の幕が開けるのを感じました。

 

それは、確かな「ゼロからイチへ」の一歩。

 

それは、ラブライブ!が、μ'sが、スクールアイドルが生んだ輝きを、Aqoursが憧れの力で繋ぎ続けて、最後には自分たちにしか出来ない輝き方で羽ばたいてくれた瞬間でした。

 

『Step! ZERO to ONE』

 

Aqoursがこの2日間で示してくれた輝き方。

 

それは、「ゼロからイチへ」という劇中の物語の体現に加え、新たな文脈を付与して『ラブライブ!サンシャイン!!』の物語を少しだけ追い越す形で示してくれました。

 

彼女たちがそれを成し遂げることが出来たのは、やはり役になりたい、役を輝かせたいという強い想い。それは、彼女たち自身が『ラブライブ!』という作品が好きだったことと無関係ではないと思っています。

 

彼女たちはどこかでμ'sが役と重なる瞬間を見ていただけに、最初から役と一心同体になりたいと強く志向する気持ちが働いていたんだと思います。それゆえに、1stライブからあれほどまでに役と重なる場面が何度もあった。(もちろん、それは日々役を追究する姿勢と地道な練習に裏打ちされたものであることは言うまでもありません。)

 

それは、『ラブライブ!』の物語があったからこそ更なる深いドラマを描くことが出来た『ラブライブ!サンシャイン!!』という両作品の関係にも繋がるもので、劇中にて千歌がμ'sに憧れていたからこそ最後には新しい輝き方を示すことが出来たことにも通じるような気がします。

 

Aqoursが自分たちの足で踏み出した最初の一歩。

 

今回の1st LoveLive!で
私たちは0を1にできていましたか?
私はできたんじゃないかなって思っています。
でもこれはゴールの1じゃなくて
新しい一歩を踏み出す為の1なので、もっともっと頑張りたい!

小宮有紗

ameblo.jp

 

それは、新しい価値を示した大きな一歩でありながらも、次の新しい一歩を踏み出すための一歩。

 

そんな「次の一歩」を踏み出した先にあるまだ見ぬ光景を楽しみに待ちながら、最後にキャストのコメントの振り返りを行なったところで1stライブの感想の締めくくりとさせて頂きたいと思います。

 

ENDING

 

小林愛香

Aqoursが沢山の人に知ってもらえて拡がりをみんなで見られるのが嬉しいと語る小林さんの涙には胸を打たれました。ブログではひと時も欠かさずヨハネと一緒に過ごして来たと語っており、それがライブ中の安定感のあるパフォーマンスに繋がっていたのかと思いました。

 

Aqoursが誕生してからというもの
沼津から誕生したスクールアイドルAqoursのメンバー、堕天使のヨハネと一緒に。
本当に毎日、ひと時も欠かさず
ヨハネと一緒に過ごして来た感覚があって。

小林愛香

lineblog.me

 

鈴木愛奈

夢にまで見た横浜アリーナに『ラブライブ!』のおかげで立てたこと、沢山の方と出逢えたのは『ラブライブ!』のお陰だということ、そして何よりも『ラブライブ!』が大好きだと語る鈴木さんの作品への愛と感謝の気持ちが強く伝わって来て彼女のことが愛おしくなりました。

 

 

降幡愛

ルビィのことが大好きで皆さんから愛を沢山貰っているというお話を聴いて、彼女のルビィに対する愛情を感じると同時に、「自分の名前でもある『愛』を与えられる人間になりたい」とかつて語っていた降幡さんの言葉を思い出しました。

 

黒澤ルビィ
大好きなルビィをあのステージに立たせたかったの。スクールアイドルが大好きなルビィに。

降幡愛

www.instagram.com

 

小宮有紗

小宮さんは「誰よりも楽しんだ自信があります」ということ、そして先ほど載せたブログにも書かれてているように「新たな一歩を踏み出すことが楽しみ」と小宮さんらしい前向きな言葉を語っていました。

 

高槻かなこ

いつも溌剌としている高槻さんがコンプレックスを語ったのも心に刺さるものがありましたが、そんな彼女が日々の努力の結果「自信」がつき、最後には「花丸ちゃんと一緒にステージに立てた気がします」と語っていたのが誇らしげで高槻さんらしい挨拶だと思いました。

 

Aqoursに入る前は自分に対して根拠のない自信がありました。
しかし、今回ライブでも話しましたが、一昨年のAqours結成してすぐの合宿。
今まで何もしてこなかった私がついていけるわけなくて。
全ての自信が砕け散りました!
これが私が0を感じた瞬間。

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諏訪ななか

1stのために毛先を青くし目にも紫のコンタクトを入れたと最後のMCで語った諏訪さんの発言を聴いて、以前雑誌のインタビューで「果南を輝きの中に立たせたい」と語っていたことを思い出し、果南を想った諏訪さんの気持ちと行動の強さに感銘を受けました。

 

 

逢田梨香子

逢田さんは2日目に演奏を止めてしまったことの後悔を「本当は皆さんに笑顔を与える立場なのに、また皆さんから元気を貰ってしまった」と言葉を紡ぎ、それでも「2ndでは成長した姿を見せたい」と、未来に目を向けていた彼女の姿勢を見て元気を貰いました。

 

本当に本当に素敵な時間だった。心の底から楽しくて大袈裟かもしれないけど生きてるって素敵だなって実感しました。

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斉藤朱夏

「笑いすぎて顎外れそう」と溌剌な笑顔で斉藤さんらしい表現方法でライブの感想を伝えてくれました。ブログでMCがまとまらないと語ってますが、斉藤さんは自分の言葉で想いを伝えてくるのでそれが嬉しかったりします。

 

感謝と愛をたくさん届けたくて
1曲1曲120%以上のちからで歌って踊って
私はMCがまとまらない人間だから
その分全てをパフォーマンスに注いで

ameblo.jp

 

伊波杏樹

伊波さんが最後のMCで「Aqoursと、Aqoursが始まった場所のことをもっと沢山の人に知って欲しい」と語っていたのを聴いて、劇中で千歌が学校や街のことを拡めようとしていた姿をそのまま思い出しました。2日間通して伊波さんがAqoursのリーダーであり、千歌であり本当に良かったと思える瞬間が沢山ありました。

 

ラブライブ!サンシャイン‼︎」そして "Aqours"を
もっともっと色んな人に知ってもらって
たくさん応援して頂けるように…!
一歩一歩、大切に
Aqours 9人 頑張っていきます(`・ω・´)!!

lineblog.me

 

Aqours Next Step! Project…