きりんログ

-愛と青春と声豚の記録-

Aqoursのこれまでとこれから~新しい青春の物語のはじまり~

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夢を諦めないこと。アイドルから教わったの。

電撃G'sマガジン2015年4月号

 

電撃G'sマガジン2015年4月号にて新たなスクールアイドルプロジェクト「ラブライブ!サンシャイン!!」が産声を上げた。それから約1年間、新たな物語の先導主である「Aqours」は、既に強い輝きを放ってきた。

 

彼女たちが描いてきた「これまで」の軌跡。その軌跡をSTORY、CHARACTER、CASTの三章立てで追ってみたいと思う。

 

また、Aqoursの「これから」についても、自分の考えが及ぶ限り予想をしてみた。

 

ラブライブ!サンシャイン‼︎をこれから知ろうと思っている方でも分かりやすいように要点を絞って書いたつもりなので、これをご一読いただきひとりでも多くこの物語に興味を持っていただける方が増えれば、これほど嬉しいことはない。

 

STORY―新しい青春の物語のはじまり

電撃G'sマガジン2015年4月号に「助けてラブライブ!」という言葉と共に、新たな物語の先導主・高海千歌が海をバックに腕を掲げる姿で、「ラブライブ!サンシャイン!!」は始まりを告げた。

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2010年にスタートした「ラブライブ!」から続く、新しい物語「ラブライブ!サンシャイン!!」。ラブライブ!が「みんなで叶える新しい物語」という希望に満ちたコピーから始まったのとは対照的に、ラブライブ!サンシャイン!!は「助けてラブライブ!」というコピーから始まったのが印象的だ。

 

このコピーが選ばれた本意については未だ明かされておらず、今後の展開から明らかになる部分が大きいように思われるが、そのヒントは現在公開されているストーリーや舞台背景に散りばめられている。

 

静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院

駿河湾のかたすみにある小さな高校で

2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!

諦めなければきっと夢は叶う――。

いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!

ここから彼女たちの「みんなで叶える物語」スクールアイドルプロジェクトが始まった!

ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site | ストーリー

 

サンシャイン!!の舞台は、静岡県沼津市の海辺の町、内浦。ラブライブ!の舞台である秋葉原がビルに囲まれた「都会の街」とするならば、内浦は海に面した「田舎の浜辺の街」ということになる。舞台の場所からして前作とは対象的である。まず、これがサンシャイン!!における物語の大きな特徴のひとつであると言えよう。

 

そしてもうひとつ、本作における特徴として「廃校が決定済み」という設定がある。ラブライブ!では「廃校の危機」に立ち上がる9人の女生徒たちの奮闘が描かれていたが、サンシャイン!!では既に「廃校が決定済み」の学校での物語となっている。

 

廃校が決定済みの学校での「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。それではいったい、新たな物語の主人公・高海千歌ら9人の少女たちは、どうしてスクールアイドルを始め、何を目指して活動していくのだろうか。

  

まず、彼女たちがスクールアイドルを始めようとしたきっかけはAqoursの発起人でもある千歌がスクールアイドル「μ's」に憧れを持ったことがある。

 

最初はアイドルになるなんて、こんな田舎に住んでる私たちなんかにはどうせありえない遠い世界だって、やる前から諦めてたけど。でも―――諦めなければ夢が叶うってことを―――あの憧れのスクールアイドルμ'sが教えてくれたから。みんなは笑うけど、私は本当に真剣なの。あんな風にキラキラ光ってる大好きなμ'sにほんの少しでもいいから近づきたい。

高海千歌

ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site | メンバー紹介

 

千歌は、μ'sが「諦めなければ夢が叶うこと」を教えてくれたから、自分のように田舎に住んでいてアイドルとは縁遠い境遇にあっても、憧れのμ'sのようにいつかキラキラ輝くスクールアイドルになれると思い立ち上がった。「μ'sへの憧れ」それこそが、彼女がスクールアイドルをはじめようと思った原動力でありきっかけだったのだ。

 

そして、彼女たちの目標は、μ'sのようにキラキラ輝くスクールアイドルになること。ラブライブ!サンシャイン!!は、μ'sに憧れた高海千歌たち9人の女子高生が憧れのスクールアイドルを目指す物語―。

 

では、彼女たちはμ'sの背中を追いかけるだけなのだろうか。私は、ラブライブ!サンシャイン!!は、それだけで終わる物語ではないと思っている。

 

確かに、千歌にとってμ'sの存在が大きいことは彼女の言葉からも疑いようがない。だが、これは「スクールアイドル」の物語であるということを思い出して欲しい。

 

そこで重要となってくるのが、「廃校が決定済み」という設定である。

 

先にも述べた通り、前作では廃校の危機を救うために少女たちは立ち上がったわけであるが、本作では廃校は決定済みのようでこれは覆せない事実のようである。

 

それでは、スクールアイドルである彼女たちは、何を本当の目的にして活動を続けるのだろうか。

 

そのヒントが、電撃G's magazine誌面のキャラクターのエピソードに隠されている。

 

絶対絶対この仲間たちと最高の舞台で輝きたい!!それが今の千歌の大切な夢――。浦の星がなくなっても、私たちがここにいた証――絶対残してみせるんだ。

高海千歌「電撃G's magazine 2016年2月号」

 

ずっと――この学校に通うのが嫌だった。もっと都会の、かっこいい刺激のある学校に入って、いろんなことがしたいって思ったの。だから浦女が廃校になって無くなっちゃうのなんて、当たり前だと思ってたし、それどころか、本当はもう少し早く無くなっててくれたら、もっと別の学校にいけたかもしれないのに、なんて思ったこともあるわ。でも――。Aqoursが始まってから。この景色が好きになったの。(中略)もうすぐなくなっちゃうこの学校で。私たちがいたこと。この学校があったこと。せめてみんなの中に形として残したい――。この気持ちが、海や山を越えて遠くに届きますように。

津島善子「電撃G's magazine 2016年4月号」

 

ここ内浦の漁港から――私たち、みんなに伝えたいんだ。私たちが――ここにいること。みんなですごく頑張ってること。いつか、この場所が空っぽの廃校になっても。私たち、Aqoursがいたこと――ずっとずっと。覚えててほしいんだ♡

渡辺曜「電撃G's magazine 2016年4月号」

 

彼女たちがスクールアイドルをする目的。それは、「自分たちがいた証を残す」こと。

 

廃校は決定しており、それは覆せない。しかし、たとえ自分たちがいた学校が無くなったとしても、そこに確かに自分たちがいたこと、そこが大切な仲間たちといた場所であったことの証を残したい―。

 

それこそが、千歌ら9人の少女たちがスクールアイドル活動をする本当の目的であり、ラブライブ!サンシャイン!!が描き出したい新しい青春の物語なのではないだろうか。

  

きっかけは誰か(μ's)への憧れからでも、自分たちが本当に望む夢―輝くスクールアイドルになって自分たちがいた証を残すこと―に向かって全力で走り出す青春の物語。

 

新たなスクールアイドルプロジェクト-みんなで叶える物語-のはじまりである。

 

Aqoursのこれから~その1

千歌たち9人が目指すべきところについては未だに分かり兼ねている部分が多くあります。廃校が決定している学校を本当は救うのではないかとか、ラブライブ!に出場して優勝を目指すのではないかとか。いずれにしても彼女たちは、自分たちがいた証を残すために自分たち発信で何かアクションを起こすように思えます。Aqoursがμ'sと大きく異なる点については諸々あり、制作陣も差別化を図っていることが現時点でも見て取れますが、やはり一番の相違点はAqoursが「スクールアイドル」からかけ離れたバックボーンを背負っていることでしょう。スクールという点では、彼女たちが在籍する浦の星女学院は廃校が決定しているため、μ'sのように廃校を阻止することは難しい。また、アイドルという点から見ても、彼女たちは田舎に住んでおり、学校の周りに芸能科があるUTX学院やアイドルショップがある音ノ木坂とは異なりアイドルになるための障害は大きいように感じられます。スクールとしてもアイドルとしても厳しい環境にある内浦の浦の星女学院。度々「マイナスからのスタート」と言われる由縁でしょう。語弊を恐れずに言うと、スクールアイドルになる環境が整っていたμ'sに対して、スクールアイドルになるには厳しすぎる環境にいるAqoursのメンバーたち。それゆえに、彼女たちがどのようにしてAqoursを結成するのかがラブライブ!サンシャイン!!の面白い部分になると思います。また、サンシャイン!!は舞台が田舎の浜辺の街ということもあり「地域性」を大事にしていくのではないかと思っていますが、ラブライブ!でも実はスクールアイドルと地域性は密接に結びついていて、SIDなどでも自分たちが育ってきた街への思いを穂乃果たちが語っていたりします。そんなこともあり、サンシャイン!!ではその地域性を再びピックアップしてストーリーと密接に結びつけたり、実際に聖地を盛り上げて現実とシンクロさせたりするという動きを見せるんじゃないかと妄想しながら今後の展開を待ち望んでいます。

 

CHARACTER―新たな9人の少女たち

さて、ここでラブライブ!サンシャイン!!の主人公・高海千歌が発起人となり結成したスクールアイドル・Aqoursのメンバー9人の少女たちについて紹介する。

 

高海 千歌(たかみ ちか) 2年生

 

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最初はアイドルになるなんて、こんな田舎に住んでる私たちなんかにはどうせありえない遠い世界だって、やる前から諦めてたけど。でも―――諦めなければ夢が叶うってことを―――あの憧れのスクールアイドルμ'sが教えてくれたから。みんなは笑うけど、私は本当に真剣なの。私たちも―輝きたい!

電撃G's magazine 2015年5月号

 

Aqoursの発起人である2年生・高海千歌。STORYでも語ったが、彼女はμ'sに憧れてスクールアイドルを志すようになった。3人姉妹の末っ子からか、甘えたで人懐っこい性格。実家は旅館を経営している。持ち前の明るさと強引さで周りを巻き込んでいくタイプ。

 

千歌について

千歌はμ'sでいえば穂乃果のようなタイプでしょうか。持ち前の明るさと強引さで周りを巻き込んでいくタイプです。MVでも描かれていましたが、よく居眠りをして、テストの点数も低いところまでそっくり。髪の毛の色まで同じように見えますが、おそらく本人に言わせれば「みかん色」と答えることでしょう。彼女はみかんが好物のようです。穂乃果と違うところといえば、穂乃果より若干言動が幼く見えるところでしょうか。あとは、見た目からは想像できないほどのダジャレ好き。自分でダジャレの解説までしちゃうところが千歌らしいなと思いますが、周りからのツッコミの声は絶えません。

 

桜内 梨子(さくらうち りこ) 2年生

 

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秋葉原から初めてこの学校に来た時は、ミカン山の真ん中にあるロケーションも含めて、もう今思い出しても笑っちゃうくらい驚きの連続だったけど、でも今ではとっても大好きな場所になったの。私にそんな特別な場所をくれた―――みんなの夢をかなえるのが私の夢。そんなやり方もあるってこと、私、ここにきて生まれて初めて知った気がします―――。

電撃G's magazine 2015年5月号

 

梨子は千歌と同じ2年生。2年生になる時に、秋葉原音ノ木坂学院から浦の星女学院へ転校してきた。地味で控え目な性格でインドア派。大人っぽく見えるが実は慌て者で早とちりや勘違いをしてしまうことがあるらしい。

 

梨子について

千歌のパートナーと言ってもいいのがこの梨子です。音ノ木坂の制服を着ていたため転校してすぐに千歌に声を掛けられたようですが、「地味は地味なりに」という言葉を用いるように最初はスクールアイドルに乗り気ではなかったようです。しかし、1stシングルのMVで千歌と2人でセンターを担当していたり、μ'sがいた音ノ木坂学院からの転校生ということもあり、物語の鍵を握っていそうなキャラクターでもあります。千歌からすれば、憧れのμ'sがいた音ノ木坂からの転校生というだけで声をかけずにはいられなかったでしょうが、音ノ木坂からの転校生としてではなく、桜内梨子として彼女に接する転機となるような物語が登場するんじゃないかと勝手に思っています。彼女がスクールアイドル活動を続ける理由としては、「みんなの夢を叶えるのが私の夢」という発言がキーポイントになってきそうです。

 

松浦 果南(まつうら かなん) 3年生

 

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この街の自慢は、緑の山に青い海、広い空には眩しい太陽とぽっかり浮かぶ白い雲―――そんなきれいな景色を見ているだけで、私は毎日十分幸せ。こうして青い波に揺られながら、何も考えずにまっすぐ泳いでいると、なんだか頭の中が空っぽになってきて。まあとりあえずかわいい幼なじみの計画を手伝ってやらなくちゃっていう気分になるから不思議だね。

電撃G's magazine 2015年5月号

 

千歌よりひとつ年上だが、千歌とは気心の知れた幼なじみの仲であるという果南。家業のダイビングショップを手伝い、学校から少し離れた島で祖父と2人で暮らしている。大人っぽくサバサバした性格で、あまり物事にこだわりがない。落ち着いていて、クールな印象を纏っている。

 

果南について

果南は3年生であるものの、よくつるむのは昔からの幼なじみの2年生の千歌。G's magazineに掲載されている漫画では、千歌の次に登場したのがこの果南であったように、この2人は何かとペアになることが多そうです。現時点では、「幼なじみの手伝いがしたい」という理由が彼女がスクールアイドルになるきっかけのようですが、今後もっと積極的な活動理由に変わるかどうかが気になるところ。これから紹介する個性の強い3年生の中にあって一番の常識人。常人には想像もつかない言動をする鞠莉と、少しでも自分の常識外のことがあるとツッコミが絶えなくなるダイヤに挟まれながらも、冷静に2人を纏め上げている印象があります。

 

黒澤 ダイヤ(くろさわ だいや) 3年生

 

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本当ならこの私がスクールアイドルなんていう破廉恥な活動に関わるなんて、ありえないことだったのですけれど―――勝負に負けた以上は仕方がありません。でもこの私が参加する以上は―――絶対に優勝の2文字以外は許されませんわよ?

電撃G's magazine 2015年5月号

 

果南と同じ3年生のダイヤ。旧網元で地元でも有名な名家の娘で、浦の星女学院の生徒会長を務める。プライドが高い完璧主義者で、中途半端や曲がったことは絶対に許さないという。同じAqoursのメンバーで1年生のルビィという妹がいる。

 

ダイヤについて

名前からインパクトがあるのがダイヤですが、代々そういった名前という訳ではなく、あくまでも父親が自分たちにぶっとんだ名前をつけたということがG's magazineで語られていました。彼女は生徒会長ではありますが、音ノ木坂の生徒会長だった絵里とは異なり、学校に対する希望や理念はなく、あくまでも生徒会長は名家の娘としての責務・名誉職だと切り捨てています。千歌たちの活動についても特に学校の風紀を乱さなければ勝手にやっていればいいという傍若無人っぷり。現時点では、彼女がスクールアイドルになった理由は、千歌となんらかの勝負をして負けたから、ということが分かっていますが、はたして何の勝負をしたのかは分かりません。G's magazineでは、実は学校、友達、家族が好きとだということに気がついた、というエピソードもあり、そこが彼女がスクールアイドルの活動を続けていく大きな理由のひとつになるんじゃないかと思っています。

 

渡辺 曜(わたなべ よう) 2年生

 

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特技は高飛び込みと天気予報!日課は筋トレとランニング、尊敬する父親の跡を継いで、将来はフェリーの船長になれたらいいなと思ってます! うーん、ほんとうにこんなんでいいのかな?アイドルの自己紹介―――に全然なってない気がするけど、まぁいいか!

電撃G's magazine 2015年5月号

 

千歌や梨子と同じ2年生。高飛び込みの選手でナショナルチーム級の実力がある。考えるより先に体が動くタイプ。父はフェリーの船長で、将来の夢は自分も船長になること。

 

曜について

曜は何かみんなでしようとするとハイになっちゃうタイプだと千歌が語っていました。また、彼女は海が好きというのもあり、海の話になると途端にうるさくなることがドラマパートから分かりました。Aqoursでは、果南と一二を争うほどの運動神経の持ち主。テンション感は千歌より若干低いくらいですが、何よりも曜は千歌より常識人の模様。2ndシングルのドラマパートでは、カエルが苦手な梨子に千歌が迫るシーンがありましたが、無理やりカエルを押し付けるのはよくないと千歌を制止していたほど。彼女がスクールアイドルを志す理由については現時点ではハッキリとは語られていませんが、幼いころ父のフェリーに乗せてもらって見た内浦の海が好きということで、自分が好きな場所の素晴らしさを広く伝えることが彼女の活動の理由のひとつになりそうな気がします。

 

津島 善子(つしま よしこ) 1年生

 

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この黒い瞳を見つめているだけで―――あなたは絶対に恋に落ちちゃう♪ ね、知ってる?私って実は―――アクマなの♡どう?私と一緒にあなたも堕天してみない?きっとすっごく楽しいんだから♪

電撃G's magazine 2015年5月号

 

沼津の都会出身の1年生。普段から小悪魔風のファッションに身を包み、自らを”堕天使ヨハネ”と称する。明るく物怖じせず、気が利いて頭もいいらしい。しかし、ものすごく運が悪く、行く先々で想定外のトラブルに見舞われる。

 

ヨハネについて

ラブライブ!ではいなかった厨二病キャラ。でも、とことん厨二病というわけではなく、ある程度自分でもキャラを被っていることを自覚している様子。自分でヨハネと名乗り、本名の善子で呼ばれると抵抗します。STORYでも引用しましたが、Aqoursに入ってからは都会育ちの彼女も浦の星のことが好きになる模様で、「こんな私にも。優しくて。」と言っているように最初は厨二病でバリアを張っていたヨハネが段々とAqoursに心を許していく様子が容易に想像できます。彼女がスクールアイドルを志すきっかけとして、メンバーが都会育ちでひとりだった彼女を迎え入れるエピソードが登場しそうですが、その一方で元々彼女がなぜヨハネと名乗り、小悪魔風のファッションに身を包んでいたのかという彼女の過去のストーリーも気になるばかりです。

 

国木田 花丸(くにきだ はなまる) 1年生

 

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まさかオラがスクールアイドルになるなんて、思ったこともなかったけど―――でも、親友のあの子のことほっとけないし―――これも人間の運命と思ってがんばるずら!こんなオラの気持ち、わかってくれる人がいたら嬉しいずら♪

電撃G's magazine 2015年5月号

 

ヨハネと同じ1年生の花丸。地元で代々続くお寺の娘。読書好きで、日本文学をこよなく愛する文学少女。お寺の娘だが、ルビィの勧めと祖父母の後押しもあり聖歌隊に所属。周囲の人に気を配る優しい性格だが、何かと空回りしがち。

 

花丸について

花丸は、この後に紹介する幼なじみのルビィへの愛情に溢れています。一人称は「おら」あるいは「マル」。語尾に「ずら」を付けて話します。常識人のように見えますが、かなり天然で大好きなルビィからもよくツッコまれます。花丸がルビィ愛に溢れているのは、お寺の娘でテレビもネットも見ずに育った花丸が周りから世間知らずだと昔からかわれていた時に、みんなが知らない難しいことをマルちゃんは知っているんだと、ルビィが庇ってくれたエピソードと関係しているようです。スクールアイドルに憧れるルビィちゃんがマルの助けがいるなら自分もスクールアイドルになろうと誓った彼女ですが、彼女も果南同様、ゆくゆくは自発的な理由でスクールアイドルの活動をするんじゃないかと思っています。ちなみに、Aqoursのメンバーの名前は、花丸が好きな芹沢光治良の伝記から引用されているものが多いそうです。

matometti.diary.to

 

小原 鞠莉(おはら まり) 3年生

 

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とーってもカワイイ、日本のアイドルたち―――でも、私にはちょっと厳しいって言うか―――うーん、向いてない気がするな。あはははは―――♪だから、 ごめん。みんながやるなら遠くから応援してる♡じゃあ、これからは乗馬のレッスンがあるから家に帰るね?チャオ~♪♪

電撃G's magazine 2015年5月号

 

鞠莉は果南やダイヤと同じ3年生。ホテルチェーンを経営するイタリア系アメリカ人の父を持つハーフ。父の仕事の都合で内浦に来て、現在は果南と同じ島に暮らしている。卒業後は、日本を離れて海外の大学に進学するという。明るい性格で、個人行動が多く、どんなことがあっても絶対にめげない性格で、恐れを知らないチャレンジャー。


鞠莉について

鞠莉は、全方位にツッコむダイヤとは対照的に、常人では考えられないボケ方をします。また、細かい事は気にしない性格のため、そのことでよくダイヤと対立します。そんな彼女は、日本のフリフリしたアイドルに自分は向いていないと思っているらしく、みんなが頑張るなら遠くから応援するよとだけ言っています。彼女は別にスクールアイドルが嫌いだということではないようですが、あえてやる必要性も感じないといった具合でしょうか。千歌が彼女をスクールアイドル活動に引き入れるためには、彼女のチャレンジャー精神に火を点けるような働きかけが必要だと思われます。G's magazineでも「本気でアイドル?まるで無謀な戦いだと思うけど、でも――。そういうのは嫌いじゃない。敵は大きければ大きいほど燃えるでしょ。」と言っていました。個人的には、卒業後は海外の大学に行くという現在島暮らしの鞠莉とずっと島暮らしの果南との絡みも気になるところです。

 

黒澤 ルビィ(くろさわ るびぃ) 1年生

 

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あ、あの、じつは私、これまでお父さん以外の男の人とお話したことがないんです。だからずっとずっと男の人が苦手で―――。だから今日はものすごく緊張してるけど、目をつぶってがんばります!

電撃G's magazine 2015年5月号

 

ルビィは、ヨハネ、花丸と同じ1年生で、生徒会長のダイヤの妹。花丸とは仲良しの幼なじみでいつも一緒にいる。泣き虫で臆病だが、芯は持っている。男性が苦手で、父親意外の男性と話したことが無いらしい。それでも、ずっとアイドルに憧れていたというくらいアイドルに対する思いは人一倍ある。

 

ルビィについて

ルビィは男性恐怖症で、小型犬にも弱いくらい臆病な性格です。あとダメダメな自分とは対象的で何でも出来る姉のダイヤには頭が上がりません。それでも、幼なじみのマルちゃんを庇ったエピソードや千歌と鞠莉とヨハネの言い争いを仲裁したエピソードからは本当は勇気のある子であることが分かります。気弱な彼女がスクールアイドルになるのは、もともとアイドルへの憧れがあった中に、千歌の誘いがあったことが大きなきっかけとなった様子。厨二病ヨハネと天然な花丸に囲まれているため、ツッコミ役に徹さざるを得ないのが現状。裁縫が特技ということで、Aqoursの衣装担当になるんじゃないかなと勝手に思っています。

 

以上が、新しい青春の物語を率いるAqoursの9人のメンバーである。どのメンバーも個性が強く、メンバー同士の今後の関係性の発展が楽しみだ。

 

Aqoursのこれから~その2

Aqoursのメンバーについて紹介してきましたが、あらためて個性的な面々が揃っているなと思いました。しかし、これだけ個性的な面々が揃うと1クールだけでは彼女たち個々のエピソードを深掘りできない気もするので、2期、劇場版と続けて欲しいなと思います。また、Aqoursのリーダーである千歌はμ'sに憧れてスクールアイドルを始めたようですが、サンシャイン!!はμ'sがラブライブ!で優勝した後の世界の物語であるのがひとつの特徴のようです。神話の女神から名付けたμ'sがある意味で本物の神話のように謳われている世界。新しい物語の主人公・千歌は、μ'sに憧れながら、μ'sが届けてくれた思いを受け取って立ち上がります。しかし、千歌を初めとしたAqoursのメンバーが最終的に目指すところは、やはりμ'sではないように私は思います。ラブライブ!の物語の核が、廃校を阻止することでも大会で優勝することでも無かったように、サンシャイン!!でもμ'sに憧れてスクールアイドルになりながらも、最後はAqoursとして自分たちが目指す目標や活動理由を見出してくれるはずですし、そうなることを信じています。Aqoursの名前の由来も水を意味する「aqua」に私たちのもの「ours」を合わせたものということで、「私たちの水(海)」という風に自分たちの証を残しながらも独自の路線でひた走っていってもらいたいものです。ちなみにラブライブ!の大会には出場するのかなと勝手に思っています。というのも、ラブライブ!は千歌が憧れたμ'sが立った舞台であったり、自分たちの証を残せる絶好の機会だったり、ダイヤが優勝の2文字を掲げていたり、マリーのチャレンジャー精神に火を点けるためには外せないと思うので、大会出場はサンシャイン!!でも外せないんじゃないかと思っています。

 

CAST―Aqours(キャスト)の軌跡

ここまで、ラブライブ!サンシャイン!!のストーリー、キャラクターについて触れてきた。本章ではAqoursのメンバーに声を吹き込む、新たな9人のキャストたちのこれまでの軌跡について触れてみたいと思う。

 

ちなみに、Aqoursのキャスト個々の紹介については、本稿では割愛する。9人共豊かな個性と歌とダンスにおける確かな実力を兼ね備えたメンバーであることは自信を持って言えるので、詳しくない方は是非ご自身で調べていただきその魅力に触れてみて欲しいと思う。

 

本ブログでもキャストの過去のツイートやブログやインタビューをまとめているので興味ある方は見てみてください。1年生、2年生、3年生と、学年別に用意してあります。

ayarieshon.hatenablog.com

 

Aqours1stシングル「君のこころは輝いてるかい?」発売

Aqoursにとって記念すべき1stシングル「君のこころは輝いてるかい?」が2015年の10月7日に発売された。Aqoursのキャストの声が初めて「歌」になって我々の元に届けられた瞬間である。明るく爽やかな曲調で歌詞も「これから始まる新しい青春」を予感させるものになっており、Aqoursの初陣に相応しい曲である。

 

 

これから始まる青春の物語

雑紙CUTでも畑先生は、ラブライブ!は「永遠に輝き続ける青春の物語」だと表現していましたが、ラブライブ!サンシャイン!!は「これから始まる青春の物語」であるとTwitterで言っています。スクールアイドルになることを夢に見る千歌たちにとってぴったりなコピーであると思いました。しかし、畑先生はラブライブ!でも様々な文脈を歌詞に込め、物語にリンクさせてきました。サンシャイン!!でも歌詞は畑先生が続投するということで大変楽しみではありますが、「君のこころは輝いてるかい?」についても後々振り返って聴いてみると、物語に寄り添った仕掛けがふんだんに盛り込まれているかと思うと楽しみで仕方ありません。

 

ラブライブ!サンシャイン!!Aqours課外活動 はじめましての旅~DOKI-DOKI SUNSHINE!!~

Aqoursメンバーにとって初のイベントが、各学年が全国ショップを巡るこの1stシングル発売記念キャンペーンである。場所によってはミニトークがあったお渡し会。初めてのイベントで緊張しながらも、ラブライブ!サンシャイン!!のキャストとして初めてイベントという場に立つキャストたちの姿があった。

 

 

Aqours学年別の最初のイベント

自分は幸運なことに、2年生組と3年生組のイベントに参加することができました。キャストの方々はかなり緊張している様子でしたが、自分たちの言葉で1stシングルへの思いを語ったり、笑顔で私たちを迎えてくれるメンバーの姿がありました。2年生のお渡し会の時、自分はあんちゃん(伊波杏樹さん)に「μ'sの推しメンは誰ですか?」聞いてしまいましたが、明るく「全員です!」と答えてくれました。今考えると、μ'sに関することは極力触れないようにしていた時期かと思うと、答えにくい質問をしてしまったと思い申し訳なく思っています。

 

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours スペシャル課外活動 みんな準備はできてるかい?~せーのでSUNSHINE!!~

 

 

Aqoursの9人がはじめて一堂に会した1stシングルの発売記念イベント。トークパートとライブパートの2部構成で、ライブパートでは1stシングルの3曲の全てがダンス付きで披露された。Aqoursとして大きな一歩を踏み出した意義深いイベントである。

 

イベントの終わりを感じた小林さんが思わず「終わっちゃうんだ。」とつぶやくも、「終わりじゃないよ!はじまりだよ!」とすかさず伊波さん。そして「私たちはここから第一歩を踏み出します!全力でがんばるから、ついてきてください!!」と力強く発言。

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours スペシャル課外活動 みんな準備はできてるかい?~せーのでSUNSHINE!!~レポート

電撃G'sマガジン2016年3月号 

 

Aqours9人が踏み出した大きな一歩

私自身、非常に参加したかったイベントですが、残念ながら参加することは叶いませんでした。このイベントで初披露する曲のために、Aqoursの9人で合宿も敢行しており、その様子がイベント中に映像として流れたようです。合宿の成果は、しゅかしゅー(斉藤朱夏さん)の馬跳びに代表されるように、かなり出ていたことでしょう。MVをリアルに再現したダンスに驚いたファンも多かったようです。最後のあんちゃんの言葉「終わりじゃないよ!はじまりだよ!」は、想像するだけで涙がでてきます。参加することはできませんでしたが、本当にあんちゃんAqoursのリーダーで良かったと思えるような言葉で、その場面を想像するだけで目頭が熱くなります。

 

Aqoursメンバー沼津探訪&ゲーマーズ沼津店オープニングセレモニー 

Aqoursの9人が2016年1月11日に物語の舞台である沼津を探訪した。これから大きく歩みを進める彼女たちが実際に物語の舞台に行き、全員で同じ景色・空気を共有できたことは大きな財産になることだろう。

 

 

2月27日にはゲーマーズ沼津店のオープニングセレモニーにAqoursの9人が参加。Aqoursメンバー全員でのテープカットや店内を探訪した様子がニコ生でも披露された。

 

 

ラブライブ!サンシャイン!!聖地巡礼について

ゲーマーズ沼津店(通称ヌーマーズ)でのAqours看板娘総選挙だったり、Aqoursのラッピング電車だったりと、着々と沼津とのタイアップを進めるプロジェクトラブライブ!サンシャイン!!ですが、今後その動きは加速していくように思われます。ラブライブ!でも現実世界とのシンクロは一つの大きな特徴でしたが、サンシャイン!!でも沼津を盛り上げて作品とのシンクロ率を高めようとしている動きが見て取れます。ちなみに、聖地は沼津に点在しているため行かれる際は、車での移動をお勧めしますが、車を止められるところが限られていたり、バスの本数が少なかったりとやや聖地巡礼がしづらい環境にはあるので、今後沼津を更に盛り上げていくためには聖地間の移動手段の整備が課題になるのかなと思っています。

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Aqours2ndシングル「恋になりたいAQUARIUM」発売

2016年4月27日Aqoursの2枚目のシングルが発売された。Aqoursメンバーによる初のセンター総選挙で1位に輝いた曜がセンターの「恋になりたいAQUARIUM」は、μ'sの「輝夜の城で踊りたい」や「ぷわぷわーお!」でお馴染みの佐々倉有吾畑亜貴タッグということで、個性的で一風変わった曲という印象を受けた。また、CDに収録されたドラマパートでは、メンバー同士の掛け合いを初めて声で聞くことができた。

 

Aqoursライブの可能性

1stシングルでもそうでしたが、Aqoursの曲はライブを想定して作られている曲が多いように思えます。コールはもちろんですが、「恋になりたいAQUARIUM」MVの2番のオレンジ色への転換や、落ちサビの水色への転換など、ライブでペンライトはこう切り替えて欲しいというような制作陣の意図も見て取れます。2ndのカップリング「待ってて愛のうた」は落ちサビのAqoursのソロがどのメンバーも個性的で美しく、ダンスパフォーマンスだけでなく歌の面でもAqoursには期待ができそうです。

 

ラブライブ!サンシャイン!! 2ndシングル発売記念生放送 ~8時だよ!Aqours全員集合!!~

2ndシングル発売記念のニコ生は、キャストの口からはじめてμ'sについて言及された機会ということで、今後振り返った時に大きな転換点だと言えるような放送だった。高海千歌役の伊波さんがμ'sへの思いを語った部分を以下に抜粋した。

 

伊波「私たちキャストにとってもμ'sの存在は大きいよね。PVもTVアニメも劇場版も見て、そしてμ'sの皆さんがすごく大きな舞台で活躍しているのも見てきましたけれども。(中略)実は「ラブライブ!μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜」も9人で揃って見に行っていたんだよね。μ'sのライブを見に行ったということは、9人揃ってAqoursとしてお喋りがしたかったので、今ままで喋るのを我慢してきたんでございますけど。」

高槻「お待たせしました。」

伊波「ライブを見て9人で見たからこそすごく意味があったなっていう風に私はすごく思っていて、そういう意味では幸せだったなって。グッと身が引き締まる感じがあったよね。」

高槻「やっぱ色んな思いがあってさ、終わった後9人であんま喋ったりとかはしてないけど、絶対みんな見て思ったことは一緒だなって思って、それがすごい嬉しかったし、これからももっと頑張ろうって私は思いました。」

(中略)

伊波「私たちAqoursも9人揃っていつかとってもとっても大きな夢を実現させるために頑張っていきたいと思っておりますので、皆さま応援よろしくお願いいたします!」 

2ndシングル発売記念生放送 ~8時だよ!Aqours全員集合!!~ 

 

Aqoursにとってのμ'sという存在

Aqoursがはじめてμ'sのことについて語った機会ということで私も放送を見ていて感極まってしまいました。多くの人がいつμ'sのことを語るのかと待ち遠しくしていたかと思いますが、Aqoursメンバーも全員語る機会を大切にしたかったという思いが「9人揃ってお喋りしたかった」という言葉から伝わって来ました。我々の思いを知っていたかのような、きんぐ(高槻かなこさん)の「お待たせしました。」という言葉も重みがあります。彼女たちは、PVもTVアニメも劇場版も見て、そして「ラブライブ!μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜」も見たということで、一連の発言を聞けて嬉しい限りでした。彼女たちはこれまで言葉にはしていなかっただけで、μ'sへ対する思いは強くあったんだなと。やはり彼女たちにとってのμ'sは大きい存在のようで、目指すべき背中であるようです。

 

Aqoursのこれから~その3

Aqoursが「ラブライブ!μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜」を見たということは、μ'sの活動を追いかけてきた自分としては嬉しい限りですが、Aqoursが9人揃ってμ'sの舞台を見たことは彼女たちにとって大きな意味があったんじゃないかと思っています。きんぐが「終わった後9人であんま喋ったりとかはしてないけど、絶対みんな見て思ったことは一緒」と言っているように、言葉を超えた思いの共有があったようです。自分は「僕らのLIVE 君とのLIFE」の「答えなくていいんだわかるから胸にえがく場所は同じ」を思い出してしまいました。ちなみに千歌役の伊波さんはラブライブ!が元々大好きだったということがインタビューでも語られており、そこも千歌とのシンクロを感じてしまいます。

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まだ彼女たちが新しい物語のなかで何を夢に見て奮闘するのかはハッキリとは分かっていません。μ'sのように大きな舞台を目指すのかどうかも。しかし、それゆえに彼女たちの可能性は無限大で、これからAqoursの成長を追っていけることが大きな喜びでもあります。彼女たちが東京ドームのあの場にいたということで「SUNNY DAY SONG」を通して、スクールアイドルの素晴らしさがAqoursにも伝えられたと、ラブライブ!の劇場版を何回も見た自分としては思ってしまうわけですが、大きな舞台を目指しながらも、あくまでもAqoursが目指す新しいスクールアイドルの形を模索していって欲しいなと思っています。いつか色んな場所で彼女たちが活躍する姿を見ることができることを切に願っております。

 

おわりに

ラブライブ!サンシャイン!!のこれまでの軌跡と、これからについて思いを巡らせて書いてきた。まだプロジェクトが始まって1年ほどしか経過していないが、ラブライブ!サンシャイン!!が紡ぎ出す新しい青春の物語への期待度の高さ、Aqoursのメンバーたちが既に強い輝きを放ってきたことが分かっていただけたと思う。

 

本稿ではAqoursの軌跡を追ってきたが、まだ始まったばかりのプロジェクトであり、これから大きく物語が動き出すと言っても過言ではない。今夏には既にTVアニメも控えており、彼女たちの青春の物語を追いかけるには今からでも遅くはない。

 

Aqoursのこれまでとこれから」というタイトルについては、2015年12月5日にTV放送されたラブライブ!特番「μ'sのこれまでとこれから」から引用している。新しい物語の先導主・高海千歌がμ'sに憧れを抱いているということで、9人の歌の女神たちに敬意を払いながらも、Aqoursもここから大きく羽ばたいて欲しいという思いを込めた。

 

Aqoursが紡ぎだす新しい青春の物語。多くの人がその輝きに触れ、新しいみんなで叶える物語―スクールアイドルプロジェクト―が大きな成功を遂げることを心から願っている。