きりんログ

-愛と青春と声豚の記録-

Aqoursにしか描けない夢の景色 Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~に寄せて

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Aqoursにしか描けない夢の景色

あいきゃんが東京ドームは「私たちAqoursの夢が生まれた場所」だって言ってたけど、あの時とは違う、Aqoursらしくて、新たな夢のはじまりを示す形で輝いてくれたな、というのが今回のライブの総じての感想になります。

もっともっと驚かせてやるからな。見たことのない景色を見せてやる!

伊波杏樹

挑戦の太陽に照らされて! / Aqours 3rd LoveLive! Tour 埼玉 感想 - きりんログ

ってあんちゃんが前に言ってたけど、本当にその通りになったねって。見たことない夢の軌道を追いかけていたら。

Aqoursにしか描けない夢の景色が東京ドームにはありました。

ひとつはAqoursにとってはこのライブが最期のライブでは無いこと。しかも、これまでの集大成ではありつつも、さらにそこからステップアップしていきたいという気概を存分に感じられる内容でした。メンバーも言葉で次に繋げていきたい、もっともっと輝きを見つけていきたいって言ってたし。そして、劇場版が多分そんな内容になる。

そして、ぎゅっと色々なAqoursの名場面が散りばめられていたようなライブだったのが素敵でした。開幕の君ここではメンバーが言ってた通りはじまりの日を思い出したし、ハンドインハンド、ダイスキだったらダイジョウブから始まる学年曲ゾーンはアニメとか2ndライブを思い出して、その後もクリスマスライブだとか、未熟DREAMERの花火は1stのままの演出だったし、Awaken the powerでSaint Snowが来て11人で歌えたのも函館とか3rdを思い出した。ホントに、東京ドームがプレゼントボックスみたいで、そこに入ったら沢山のAqoursのこれまでとこれからが詰まっているようで、特別で多幸感溢れる気持ちになりました。

あと特筆すべきなのは、加藤達也御大率いる「浦の星交響楽団」。あそこだけ切り出してもひとつのコンサートとして成立するのに、それを幕間でやっちゃうんだもん。ラブライブ!贅沢すぎんよ。てか、これまでのラブライブ!のライブでは作品としての整合性というか、世界観に寄り添った作りになってた分、メタ的な立ち位置にいる「作曲家」の先生が出てくるなんて考えられなかったけど、4thではそれをやってしまった。サンシャインでは私達とより身近な物語が描かれていたけど、まさかこんなにも敷居と言うか境界が曖昧になるとは。どっちがいい悪いとかではなく、それはAqoursのライブだからやっぱできたことなのかなって。

そして、その楽団の生演奏で、指揮者の加藤先生が作曲を務めた「キセキヒカル」が披露される日が来るなんて夢にも思わなかった。これはもうラブライブ!史に残る歴史的な瞬間だったよね。楽団越しに見える輝く巨大船の構図が脳裏に鮮明に焼き付いてて、港に寄港したAqoursの船を楽団が出迎えてるようなイメージでめちゃくちゃセンセーショナルだったんすわ。

あと最後に言いたいのが、ミラチケ、WBNWの船ヤバ過ぎンゴ!Aqoursシップなる水樹奈々さんのライブ顔負けのデカブツの乗り物。μ'sが開いた花の香りが巡り巡ってこんなお船になるとは誰も想像しなかったでしょ。でもまぁ機関車も会場に突っ込んで来てたし、Aqoursは乗り物で突っ込んでくるのがお似合いですよねって。その船は、4thライブのタイトルロゴのお船でもあり。

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青に染まる会場はまるで海だったし、そこでロゴの通り9色に輝きながら進むAqoursシップはまさに「輝きへの航海」の象徴でした。輝きを求める「MIRAI TICKET」を歌いながら突き進むのも憎いし、その乗船チケットはこのお船への乗船チケットでもあったんだっていうのも軽いカタルシス。2日目の「WATER BLUE NEW WORLD」も同じ。アニメの再演とかじゃなくて、「もっと先の景色望むんだ」「次の輝きへと海を渡ろう」とかとか、今立ってる東京ドーム現地点からの未来を歌ってて、それがもうAqoursの4thでのスタンスをそのまま象徴してるんすわ!

やっぱりね、Aqoursはまだまだ先に進むんすわ!繰り返しになるけどメンバーが言ってた通り、まだまだAqoursとして輝きを見つける航海は続いていくん諏訪!!

 

想いよひとつになれ

想いよひとつになれ』、最高過ぎたよね。ラブライブ!の歌の素晴らしさって物語と繋がってる部分が大きいと思うんだけど、それ故にセトリに組み込みづらい曲って少なからずあると思ってて。特に「ピアノ」「バク転」のシンクロがなされた2曲は特に”アニメの流れ”が無いライブだとセトリに組み込むのが難しいし、演者への負担も大きいから毎回気軽に取り入れることが出来るものではないし。

でもAqoursは、その難題を一挙に乗り越えるだけではなく、更にそこに最高を上乗せする形で『想いよひとつになれ』を新しい形に生まれ変わらせてくれた。そのウルトラCっぷりは、劇ラ!の「スクールアイドルの輝きを絶やすことなくμ'sをおしまいにする」方法に引けを取らないと思う。

Aqoursは『想いよひとつになれ』を9人で歌ってくれた。

この曲を9人で披露することで、ピアノが無くても歌を歌うことができた。

しかし、私が一番感動したのが、”アニメの流れ”が無い中でこの曲を披露するに至った導入の部分。

ステージの照明が点くと同時にピアノに相対する逢田さん。彼女を脇から見守る伊波さんと斉藤さん。1stライブの再演か。そう思ったのである。

そして、逢田さんは今回もピアノをミスタッチしてしまう。スッと立ち上がり困り顔で二人に顔を向ける逢田さん。私は一瞬本当にミスってしまったのかと思った。が、今考えれば女優・逢田梨香子の迫真の表情に騙されていただけなのである。いや本当に罪な困り眉。

さらに、ミスタッチ後もピアノの旋律は続く。曲が始まる。2年生がステージを駆け下りる。Aqoursは”9人”になる。

これが今回の9人verの『想いよひとつになれ』の導入の一部始終なのだが、”””涙の過去さえも輝きに変えるAqoursの輝き方”””が凝縮されていたので思わず男泣きしてしまった。

1stライブのあの瞬間は映像で見返すと今でもギュッと心臓を掴まれる思いになるけど、その辛かった出来事だって大切な私達の思い出なんだって。言葉では表してないけど、笑顔であの時のすべてを再演すること自体がそういうことなんだよって。そう語りかけてくれてるようで何だか嬉しかった。

それって、千歌がミラチケで定義した「辛いことも楽しむ」っていう走り方だし、ワンダフルストーリーズの「私たちが過ごした時間の全てが輝きだった」っていう言葉そのものだし、それをパフォーマンスという目に見える形で体現する姿がスクールアイドルだなって思えたんです。てかAqoursって、ラブライブ!ってどこまで行っても本当ブレねぇ…(二日目はりきゃこ笑顔だったね)

そして、自分たち生身のAqoursが過去を再演することで”一度”取っ払うことができたのが”アニメの流れ”。そもそもAqoursがここまで輝けたのってアニメノチカラだけじゃないし、キャスト9人が歩んできた道程だって紛うことなきAqoursの物語の一部。じゃあ自分たちで新しい流れを作ろうよ、と。”アニメのその先”を自らのチカラで創成してくれたAqoursのパフォーマンスは、『想いよひとつになれ』を蘇らせるだけじゃなくて新しく作り変えてくれたんだ。小宮さんが「私がダイヤだから本物なんですけどね」って言ってた通り、それが出来るのが今のAqours

で、『想いよひとつになれ』をいざ歌うことができたってなったら、やっぱり彼女たちが引き寄せてくれたのが”アニメの流れ”。いや、その続き。劇中で「じゃあ、次は9人で歌おうよ」と曜ちゃんが約束をして、歌唱後のMCで「やっとみんなで歌えたね」っていうアンサーが象徴的なように、本来9人で披露する筈だったこの曲を披露してみせてくれた。ifじゃない。あの時からの未来の今で確かに9人揃って『想いよひとつになれ』を歌うということ。それが、何ものにも代えがたい輝きでした。

特にエモまったところとしては、千歌、梨子、曜の3人がステップを合わせるとことか、千歌ちゃんの”ひとり”の指をグッと自分の方に引き寄せて「ひとりじゃない」と歌う梨子ちゃんとか、全員で同じ方向を指差すとことか。大元の千歌・梨子センターフォーメーションではなく、友情ヨーソローやら2期13話の「だーーーーいすき」やらを経た今だからこその3人のフォーメーションを構成してくれたのがエモいんすわ。やっぱりその身一つあればキャラクターの地続きの未来を描けてしまう声優さんとかいう存在凄いんすわ。あとコレオグラファーのゆみ先生すご。最初からこのフォーメーションが用意されてたかのようなハマりっぷり。神です。

てかさ、もうひとつだけ言うと「離れていても想いはひとつ」っていう気持ちを歌ったのがこの曲だと思うんだけど、それをみんな同じ場所で歌ったのが最高すぎたんすよね。確かに離れていても心は繋がってるけど、一緒に出られるなら一緒にステージに立って歌った方が絶対にいいじゃないですか。っていうのも今回この曲が進化したように感じた自分なりのもう一つの理由だったりします。9人一緒にシュシュが付いた拳を突き上げるんすよね~~~

そんな、ラブライブ!のライブごとに一曲に文脈が無限に集約されていく感覚が大好きなんだけど、まさに今回の『想いよひとつになれ』は何倍もこの曲のことを好きになるきっかけになりました。逢田さんの1日目のMCはちょっと重めで失礼ながら微笑ましくなってしまったのですが、本当にこの人は誠実で素直な方なんだなとあらためて思うとそれもまた愛おしくなりました。そして、2日目の「ほんとに楽しいね、この曲」という逢田さんの言葉。この一言に全てが集約されていたと思う。みんなの夢を叶えてこそのラブライブ!だもんね。全部全部含めて『想いよひとつになれ』、最高でした!

 

No.10

Aqoursってこれまでも画面のこちら側に輝こうと何度も手を伸ばしてくれていたけど、それを目に見える「10人目」という形でAqoursの一員として迎え入れてくれたのが本当に嬉しかった。しかも、それを歌にして届けてくれるなんて。

だから、自分もAqoursの一員だと胸を張れるように頑張ってきた。だってAqoursはいつだって何かに挑戦する姿を見せてくれるから。

身体を引き締めて、見た目を若返らせること。健康になること。

自分に誇れる自分の姿を取り戻すこと。健康診断の数値を1つでも良くすること。

4thライブで胸を張って「10!」と叫ぶために~だから僕らはがんばって挑戦だよね~ - きりんログ

笑いたい奴がいれば笑えばいいけど、3rdの「MIRACLE WAVE」で伊波さんから挑戦する勇気と諦めないことの大切さを学んだ自分は、こんな目標を立てて頑張ってきました。

それで単刀直入に言うと、3rdライブ後の4ヶ月で体重を"-5.6kg"減量することに成功しました。身体が引き締まり、周りの人からも「痩せたね」と言われることが増えました。短い期間だったのにもかかわらず、健康診断の数値が2つも改善されました。

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若返ったかは怪しいけど、何よりも健康になったことを自分自身が一番感じていて、体調を崩しがちな自分が本当に風邪を引かなくなったし、ライブで騒ぐ時も身体がめちゃくちゃ軽いなと感じてフィジカルもいい感じになりました。

そして、日常がめちゃくちゃ快適で楽しくなった!!

まぁこんなオタクの減量話は別の機会にするとして…実際に一人の人間の魂を変えられてしまうAqoursとかいう存在本当に凄くないですか?

私は『ラブライブ!サンシャイン!!』という作品だからこそ持っている「可能性」というものを信じたいし、実際にあると思っている。

その可能性というのが、「現実に人を動かしてしまうチカラ」。私も実際に動かされた内の1人だ。

そんな私を動かしてくれた作品だからこそ、最後までやり遂げたい。やり遂げることで、そんなチカラがある作品だったことを私自身が証明したい。

We are Aqours! / Aqours 3rd LoveLive! Tour 福岡 感想 - きりんログ

これは傲りかもしれないけど、大好きな作品だからこそ、その感謝の気持ちを自らが体現することで少しでも表せられていたらいいなって。

Aqoursちゃんが4thで「この作品の素晴らしさを、まだ知らない、世界中の人に伝えていきたい」って言ってたけど、自分もたとえ1人でもいいから魅力を伝えられる存在になりたいなって。自らが作品に人生を変えられたことを示すことがこの作品の魅力を伝えられるひとつの証明になるのかなって。これが自分の輝き方であり夢のひとつ。

だから、まずは当面の目標は、

スクールアイドルμ'sです!

Aqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~

2018年11月17日(土)

@東京ドーム

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 東京ドームで全力で

10!

と叫ぶどーーーー!!!!

4thライブで胸を張って「10!」と叫ぶために~だから僕らはがんばって挑戦だよね~ - きりんログ

東京ドームで「10!」と高らかに叫ぶことができたよ。挑戦の日々が今日のためにあったんだって思って涙が出てきたよ。

夢は声に出さなきゃ。みんなも私たちAqoursに夢をぶつけてきて!それが"みんなで叶える物語"だから!

高槻かなこ

これからも足掻き続けるし、夢は声に出すし、夢をAqoursに乗せ続けて行くよ。

 

Thank you, FRIENDS!!

雑誌を読むと分かるけど、この曲は色々な感謝の気持ちを伝えてる曲なんだって。東京ドームでも、沢山の”ありがとう”が溢れていたなと振り返って思うのです。

もうひとつの世界をくれてありがとう
高槻かなこ

初めて親孝行できたのかなって思います
鈴木愛奈

メンバーには感謝しかありません(『想いよひとつになれ』)
逢田梨香子

キャストから自分のパートナーへのありがとうだったり、これまで見守ってくれた親御さんへのありがとうだったり、メンバーからメンバーへのありがとうだったり。

Saint Snowのお二人に拍手
伊波杏樹

この言葉に続き、ステージに関わる方々だったり、カトタツさんや交響楽団の方々だったり。本当に全ての人くらいの勢いで感謝の気持ちが拍手という形で伝えられていました。

そして、何よりも嬉しかったのが、僕らへのありがとう。

本当に本当に、あ
Aqours

巻き起こったAqoursコールを受けて、ダブルアンコールで登場したAqoursが伝えてくれた感謝の気持ち。降幡さんとか鈴木さんの涙を見たらこっちまで泣けてきて。本当に思いが強くて素敵な人たちなんだなって。

それで「マイクを通さずに感謝の気持ちを伝えたい」ということで、生の声でありがとうを伝えてくれたことも本当に本当に嬉しかった。だから、自分もありったけの「ありがとう」を声に出して叫んだ。

そして、最後の最後まで笑顔でいたかったというメンバー。「笑顔で感謝の気持ちを伝えたかった」。だから、最初から最後まで明るいライブになってたんだなって。東京ドームという大きな舞台で思うところは沢山あるに決まってるのに、それでも涙を堪えて想いを伝えようという想い。本当に何回も言うけど「ありがとう」という言葉しか出てこない。

 

夢は叶えてまたはじまる

この言葉は、電撃G's magazineさんのレポのタイトルとして使われていたもので、今回のライブはまさにこの言葉が当てはまるなと思い引用させていただきました。

gs.dengeki.com

冒頭でも言った通り、今回のライブはAqoursの新しいスタートを感じさせるものであったし、今後のAqoursの展開としてアジアツアーや5thライブ、紅白歌合戦への出演などが発表されました。まさに、多くのアーティストが目指しても立てる場所では無いひとつの”到達点”とも呼ぶべき東京ドームに立ったのに、あらたな夢のはじまりを感じさせてくれる内容だったのは感慨深かったなって。

そして、その中で発表されたのが4thシングルの発売とセンター総選挙。

これに対して小林さん、そして高槻さんはそれぞれヨハネ、花丸ちゃんをセンターにしてあげたいという夢を語ってくれたんだけど、このことが本当に嬉しかったし、心強かった。

もしかしたらメンバー誰しも思ってることかもしれないけど、夢を口に出すことの大切さ。表現は人それぞれかもしれないけど、その行動自体がひとつの大きな”愛のあらわれ”のように感じた。そして、実際に夢を言葉にして本当に叶えてきた彼女たちだからこそ、その言葉が心強かった。

愛のあらわれについて言えば、すわわが語ってくれた”「HAPPY PARTY TRAIN」への並々ならぬ想い”もそうだけど、やっぱりそれぞれみんな思い入れのあるものって絶対にあって、それをステージで叫ぶことの尊さみたいなものを感じてしまったのです。

てかこれは本当に上から目線、評論家目線みたいな感じで恐縮なんだけど、伊波さん以外のメンバー全員が自分の伝えたいことをステージ上で伝えられるようになっていたなって。みんな作品だったり、キャラクターだったり、ライブにだったりに尋常じゃない想いを持ってることは最初から分かっていたけど、それを言葉にして伝えられるようになったのが頼もしすぎるなと強く思いました。

それだけに今回伊波さんはいい意味で自然体だった気がするし、「言いたいことは全員一緒で、8人が言ってくれた通り」とまとめてくれように、それが全てだったように思います。

本当に今のAqours9人だからこそ成功させることが出来た東京ドームライブなんじゃないのかな、と成長した彼女たちの姿を見てそんな風に思ったのでした。

 

Over the rainbow -輝きのその先へ-

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https://twitter.com/LoveLive_staff/status/1064118400538968064

4th LIVEはTVアニメ2期と劇場版の前に、Aqoursが紡ぐストーリーの1つだと思って楽しんでいただけたら……と、私は感じています。
斉藤朱夏
電撃G's magazine号外 ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Autumn Special 2018

しゅかしゅーの言葉の通り、4thライブはTVアニメ2期から地続きで、劇場版へと続く”Aqoursの物語の一部”だったことを強く感じました。”これまで”のハイライトのような形でAqoursの歩みはセットリストから感じられつつも、「想いよひとつになれ」に代表される既存の曲でも新たな構成を伴って”進化”を魅せてくれていましたし、だからこそ”これから”更なる新しい夢に向かうんだという決意の言葉にも説得力が宿っていたんじゃないかなと思いました。

”輝いた過去”と”輝ける未来”を繋ぐ、そんな素敵な”今を輝く”Aqoursのライブ。

それが4thライブだったのだと。振り返ってあらためて思いました。

TVアニメの放送当時は、いつも花丸ちゃんに引っ張ってもらっていましたが、最近は私が花丸ちゃんを引っ張って、さらに自信を持たせてあげたいなと考えるようになりました。
高槻かなこ
電撃G's magazine号外 ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Autumn Special 2018

そんな最高のステージを作ることができたのは、やはり弛まぬ努力と成長を重ねてきたAqoursキャストがいたからこそ。

ayarieshon.hatenablog.com

これは3rdまでの成長の記録ですが、3rdライブ自体も挑戦の日々が透けて見えるようなライブでしたし、それに続くファンミーティングツアーだって各ユニット、個々のメンバーの力が試されては培われる場所となっていた筈です。それに、Aqoursではない活動だって彼女たちの糧になってきたかもしれません。最後のMCで全員が自分の想いをしっかりと伝えられるようになっていたことも、そんな経験の日々があったからなのでしょう。

だからこそ

東京ドームでは間違いなくキャスト9人がAqoursとしての物語を紡いでいました。

象徴的だったのは「想いよひとつになれ」。これまでのラブライブ!のライブは、モニターに映し出されたキャラクターと、ステージで踊るキャストの動きがシンクロしている光景が当たり前でしたが、今回の想いよでは全く違う光景が現れていたのがショッキングでした。もはやこれは既存曲を再構成をしたという次元のものではなく、まったく新しく生まれ変わっていたと言ってもいいでしょう。

そう、やはり今のAqoursなら自分たちの力でアニメに描かれてなかった光景さえ描くことが出来るし、それを本当にやってのけてしまうのが”Aqoursらしさ”だと私は思いました。

私たちがライブを行う瞬間は、千歌ちゃんたちがPVを撮った時より時間が経っていると思うんです。経過した時間を表現できるのは私たちキャストなので、この時間を生きている千歌たちを感じさせるパフォーマンスに意味があると思っています!それができてこそのAqoursだし、私たち9人ならそれができる!とも思っているので。
伊波杏樹
電撃G's magazine号外 ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Autumn Special 2018

ヒトノチカラで経過した時間、未来さえも描けてしまう。そういった意味でも、4thライブは過去から未来へと橋を架ける意味のあるライブだったのだと感じました。それに、時の流れを表現することで、アニメが無い間もキャラクターは生きていってるんだなということも感じられて、非常に意義深いライブでもあるんだなと思いました。

そして、Aqoursは未来へと羽撃いて征きます。

東京ドームの先の物語をみなさんと作りたい
鈴木愛奈
電撃G's magazine号外 ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Autumn Special 2018

実際にステージ上でも9人全員が新しい夢を高らかに謳ってましたが、彼女たちはここで終わりではなく新たな物語を紡ぐことを僕らに誓ってくれました。

その宣誓が何よりも嬉しかった。この東京ドームという約束の地で新たな始まりを告げてくれること。Aqoursから僕らへの”ありがとう”の感謝の気持ちと一緒に、それ以上の贈り物を貰ったのような気持ちになりました。

やってきてよかったなぁ・・!
伊波杏樹

彼女たちは東京ドームでμ'sの存在について語ってくれましたが、μ'sはかつてこの地で「楽しかったね」と花の上で円を描いてそう零してくれました。伊波さんの言葉はそれと似ているし、スクールアイドルとしてステージに立つことから来る偶然性みたいなものも感じましたが、何よりもいま伊波さんの口からその言葉を聞けたことが嬉しかったですし、これからも彼女たちの姿を見られることが本当に嬉しくて仕方ありませんでした。

ラブライブ!が大好きで、μ'sが大好きで、全力で駆け抜けて来た彼女たちが、この道が間違いじゃなかったことを証明してくれた。

伊波さんが去り際にラブライブ!”L”を指で形作っていたことにも、そんな達成感にも似た想いが込められているように感じました。

そして彼女たちは、”東京ドームに再び帰ってくること”を誓ってくれました。

私は以前ブログで、Aqoursには「永遠に挑戦し続ける姿を見せて欲しい」と零しました。その時は、Aqoursの挑戦が自分の原動力になるからという意味で、願望にも似た形で物を言いました。しかし、今はそうではありません。

ただただ素直に、まだAqoursと一緒に描ける夢があることを4thライブで感じましたし、そんな夢があるならまだまだ彼女たちを追いかけていたい、Aqoursと一緒に走りたいと思ったからこそ、あらためてそう思えたのです。

 

彼女たちはこれからどんな新しい夢の景色を見せてくれるのでしょうか。

まだ見ぬ夢に向かって。

Over the rainbow みんなで目指した輝きのその先へ!

 

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