きりんログ

-愛と青春と声豚の記録-

TALK ABOUT SUNSHINE !! 2 - 『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメオフィシャルBOOK』で知った好きなものに通底すること -

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前回の「はじめに」でも触れた『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメオフィシャルBOOK』。これを手にした人なら分かるかと思いますがとんでもない代物です。

 

ayarieshon.hatenablog.com

 

私が求めていたキャストインタビューはもちろんのこと、監督をはじめとしたスタッフインタビューも満載。何よりも監督のコメンタリーがアニメの全話分掲載されているのは有り難すぎます。

 

読み始めた時は自分の考えの答え合わせ的な意味合いが強かったのですが、作品づくりの中心にいる酒井監督の言葉には予想以上のチカラが込められていることを思い知らされました。

 

そのことについては本記事以降でもゆっくりと触れさせていただきますが、まずは自分の話で誠に恐縮ながら自分が好きなものに通底していることの答えがこの本から知ることができたというお話から。

 

私は、第一にラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!が大好きです。そして、「ライブ」が好きです。それに付随する「声優」さんも。あとは、「舞台」も好きです。そして、意外なところで言うと「プロレス」が好きです。一見バラバラなように見える私の好きなもの。

 

しかし、私は『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメオフィシャルBOOK』の酒井監督のインタビューを読む中で、これらの趣味に通底するものがあるという気づきを得ることができました。

 

―ズバリ!!今、TVアニメ2期を目前にして酒井監督が感じている『ラブライブ!サンシャン!!』の魅力は?

やっぱり”ライブ感”ですよね。今しかない”瞬間”。メンバー・キャストを含めてAqoursが、既存の言葉で気持ちを濁さないで、間違ってもいいから、自分のやりたいことをやる。

監督 酒井和男ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメオフィシャルBOOK』

 

私の趣味に通底するもの。それは

 

ライブ感

 

その時、その場所で、現在進行系で生み出されていく人間の想い、物語、言葉、音楽の素晴らしさ。そして、その限られた時間の中で、自分の気持ちに従って全力で行動する人間の輝き

 

奇しくも私が一番好きなラブライブの書籍で語られていた言葉から気づきを得られた訳ですが、考えれば当然の帰結だったのかもしれません。一番好きなものの作り手である『ラブライブ!サンシャン!!』の監督が語る『ラブライブ!サンシャン!!』の魅力。そこで語られるものに対して私がシンパシーを覚えるのも当然で、それが私自身の他に好きなものにも敷衍できることには疑いよりも納得感の方が強くありました。

 

ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!についてはライブ感や瞬間を大切にした作品であることは今更言うまでもありませんよね。限られた時間のなかで少女たちが精一杯輝こうと青春を駆け抜ける物語。

 

私は、勝手にラブライブの「ライブ」を「人生」や「今を生きること」と読み換え、それを「ラブ」つまり「愛すること」と捉えているのですが、つまるところラブライブは「人生賛歌」「人間讃歌」であると。

 

「生きるって素晴らしい」

「人間の想いの力って凄い」

 

ラブライブという物語の皮を剥いていくと、その芯の部分にはそういったシンプルなものが残るのではないでしょうか。

 

ラブライブでは限られた時間である「人生」をそれが濃縮された「青春」と置き換え、限られた時間の中だからこそ生み出される人間の生(ライブ)の躍動を描こうとしているプロジェクト。

 

「生きるって素晴らしい、人間って素晴らしい」

 

この気持ちになれるかどうかが、私がその作品を好きになるひとつの指標になっているようです。

 

また、「ライブ」に関しても私の中では大きくは変わりありません。

 

その場所その時間だからこそ見られる生の景色、生の言葉、生の音楽。「ライブ」とはよく言ったものです。

 

よく「同じライブに行ってよく飽きないね」と言われることがあるのですが、同じセットリスト、同じツアーだろうと同じライブは一片たりとも無いのです。特にラブライブのライブでは物語の中のμ'sであったりAqoursと等価な少女たちが時間や場所を変えて成長しながら新しい輝きを見せ続けてくれるので、飽きるといった気持ちを持ち合わせたことはありません。

 

少女たちは常に等身大でいながらも、「◯◯として輝きたい!!」という想いでステージに立ち期待を超えるケシキを見せてくれる彼女たちを見ていると、大袈裟ではなく「人間って素晴らしい」なんて思えるのです。

 

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そして、私が好きな「声優」さんにもそれが当てはまります。

 

私は内田彩さんや伊波杏樹さんが好きなのですが、監督のインタビューにもある

 

既存の言葉で気持ちを濁さないで、間違ってもいいから、自分のやりたいことをやる

 

を地で体現しているからこそ輝いているように見えて眩しくて憧れてしまうのかもしれません。彼女たちは今のなかで自分の気持ちに従って全力で駆け抜けているのです。

 

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「舞台」も、限られた時間と空間の中で生の人間がリアルタイムに物語を紡いでいきます。その場限りで生み出されるものにはとてつもないチカラがあり、映像だけでは伝わらない熱量があります。

 

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「プロレス」も、各選手の想いやイデオロギー、複雑に絡み合う人間関係や歴史などが、瞬間の技となり短い時間のなかでぶつかり合うさまは見ていて熱くなるものがあります。「プロレスラーは超人なんです」というオカダ・カズチカ選手の言葉の通り、「人間の底力」を体現しているのも好きな理由だったりします。

 

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以上が、自分が好きなものに通底していることの答えが『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメオフィシャルBOOK』から知ることができたというお話でした。

 

瞬間の中で生み出される「ライブ感」「人間の素晴らしさ」を体感できることこそが、私が好きなものに無意識に求めていたものなのかもしれません。そして、

 

限られた今のなかで、間違ってもいいから、自分の好きなものに全力で向き合うこと

 

これはラブライブシリーズだったり、私が人間として尊敬する声優さんらから教わった、私が生きる上で大切だと思う姿勢なのですが、その好きという気持ちを何度も確認できることこそが、私が「ブログ」を書くことが大好きな理由なのかもしれません。

 

 

次は2期を直前に控えた今、TVアニメの1期を振り返ろうといった記事。8つのキーワードを軸にこれまでのAqoursの1期を振り返った上で、2期を楽しむ心の準備を一緒にしませんか?

 

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