逢田梨香子トークショー~りきゃこの一日体験入学~@早稲田大学レポ
早稲田大学声優文化研究会さん主催の逢田梨香子さんのトークショーに参加。会場は400人程収容可能な教室が満席になるほど。チケットが即完したという情報の通り、逢田梨香子さんの本トークショーの人気が伺えた。
司会はサークルの学生の3年生の方。落ち着いておりプロ顔負けの進行だった。
逢田さんが登場する前に、タイトルコールの練習が行われた。
司会「学生注目!」
客「なんだ?!」
司会「私、逢田梨香子が僭越ながらタイトルコールを言わせていただきます」
客「Foo!」
司会「逢田梨香子トークショー!りきゃこの?」
客「一日体験入学!」
練習が終わったところで、逢田さんが登場。割れんばかりの拍手の中、本日の主役である逢田さんが登場した。
逢田さんのお衣装は、インスタにアップされているものとは違って、淡いピンク色が印象的なお衣装。
写真撮る前に着替えてしまって私服ですが、、
本番は、JILLSTUARTのピンクのセットアップでした💕
まず初めに、逢田さんが持たれている学祭の印象が聞かれた。逢田さんが高校生の頃、学祭が好きでよく他校に足を運んでたという。自らが学祭をやるのではなく、もっぱら遊びに行くのが好きだと言っていた。
ちなみに、大学の学祭にご出演されるのは初めてだという。会場には大学生も多く、見渡した逢田さんは「いいなぁ、大学生…」という声を漏らしていた。
ここでお客さんから「タイトルコールは?!」という声が。逢田さんが、やり忘れたと思ったのだろうか。急に声を掛けたお客さんに対して、逢田さんは「もうちょっと待ってて!」と、笑顔できちんと対応していた。この後も盛り上がり、途中で会場から声が挙がる場面も度々あったが、そのどれに対しても丁寧にレスポンスを返していたのが印象に残っている。
逢田さんの紹介ということで、プロフィールが前方のスクリーンに投影。宣材写真付きのプロフィールに対して逢田さんは「これいつの写真だよ!」とツッコミを入れていた。会場からは「若い!」という声が挙がったが、逢田さんは「今も若いよ!(笑)」と会場のお客さんに対してもツッコミを入れていた。
司会の方から、今回のトークショーの内容が伝えられた。逢田さんには一日早大生として過ごしてもらい、取得単位を満たすことができれば早稲田大学を卒業できる。
「留年しないように頑張ります!」逢田さんの意気込みが伝えられた。
ここで早稲田の印象を聞かれた逢田さん。「一生かかっても入れない」と返答。ちなみに、STAP細胞で世間を賑わせたのも早稲田大学だったという司会の方のお話に対しては、驚いた表情を見せた後で「それを言えばよかった!」と答えていた。
続く、タイトルコールも見事成功して、トークショーは幕を開けた。
一時間目 早稲田知識論
一時間目は、早稲田知識論。早稲田大学にまつわるクイズが4択で出題された。オーディエンスのチャンスが一回だけ与えられたが、「頼りになるかな~?」と会場を見回しては笑顔で疑っていた表情が印象的だった。
・早稲田大学の創始者は?
一見ありえない④の選択肢に対して、「私からしたらどれも一緒だよ?」と言っていた。ニコ生でよく見る天然っぷりが伺えたような気がした。
逢田さんは①と回答。しかし、正解は③。回答を聞いた逢田さんは「③の人知らなかった…」と返答。司会の方からの「大隈重信は、○代と△代の総理大臣で…」という解説に対しては、目を丸くして驚いた表情を浮かべ、「マジか…」という声を漏らしていた。
・早稲田大学のマスコットキャラクターは?
①くま ②ネズミ ③ふくろう ④うちっちー
(イラストで表示)
逢田さんは①と回答。正解も①。逢田さんは、見事に正解。「うちっちー今日も頑張ってるから!」と、逢田さんも出演されている『ラブライブ!サンシャイン!!』でお馴染みのうちっちーにも触れられていた。
・2016年の早稲田大学の総志願者数は?
①10万人 ②5万人 ③1万人 ④0人
大ヒントで「昨年の入学者は1万人」という情報が。③が答えなら志望者が全員入学出来ると分かった逢田さんは「1万人なら私でも入れるよ(笑)」と返答。それならと、逢田さんが選択したのは②。しかし、正解は①の10万人。解答を聞いた逢田さんは「早稲田大学さん舐めてました…」と答えていた。
・わーおくん(早稲田大学の応援部のマスコットキャラクター)の趣味は?
①抜け毛で校章旗を作る ②大隈重信の墓参り ③1万円札を両替 ④新入生を崖から突き落とす
超難問の問題に対して、逢田さんは①と解答。しかし、正解は③。その理由は、早稲田大学のライバル校とも言われる慶応大学の創始者・福沢諭吉が1万円札の肖像画として選ばれているため、その福沢諭吉を消したいから両替が趣味だというもの。それを聞いた逢田さんは、「それ趣味じゃなくて悪趣味じゃん」とキレキレのツッコミを入れていた。
二時間目 現代アート演習
このテーマが発表された時、会場からは大きな歓声が上がった。そんな声に対して「今日イチの盛り上がりじゃないですか?(笑)」と若干困惑。
知る人は知っているお馴染みのテーマだが、逢田さんは独特な絵を描かれることで有名。逢田さん曰く「見る人によって感性が違うから」。絵が独特なのは、「頭にイメージは浮かぶのに、手が動かない」からだという。ちなみに、思い通りに書けないのに対して「イライラする」とも言っていたことは意外だ。
・ワセダベア
ワセダベアの性格は「来る者を拒まない、開放的な性格」。そんな解説に対して、逢田さんは「でも1万人しか入学できないんでしょ?」と的確なツッコミを入れていた。
絵の出来に対して歯が凄いというツッコミがあったが、コレに対して逢田さんは「歯は生えてるじゃないですか!」と返答。手が無いのも「萌え袖」だと言ってごまかしていた。
自由の女神像というお題から、アメリカのお話に。女神像があるニューヨークは、逢田さんは行ったことが無いという。
逢田さん自身は幼少期にロサンゼルスに住んでいたことがあり、アニメエキスポで久々に訪れた時の印象を聞かれていた。「久々のロサンゼルスは感慨深く、仕事で戻れたのは嬉しかった」という。「以前住んでいた時より新しい見方が出来るようになった」と、自らが住んでいた土地に対する心境の変化を語っていた。
再び、絵について突っ込まれる逢田さん。司会の方から「目のレパートリーが無い」という指摘が。先に描いたワセダベアとの比較も行われたが、確かに両方共まったく同じ目をしていた。
・ニワトリ
お題を振られた時に「ニワトリは苦手」と言う逢田さん。会場からのざわつきに気が付いたのか「全部苦手だって言いたいんでしょ?(笑)」と返答。
逢田さんは自分の絵の特徴として「私、正面からしか書けないんです」と語っていた。逢田さんが描いたコミカルなニワトリに対して会場からは「からあげクン」との声も挙がって、これには逢田さんも苦笑していた。
ちなみに、逢田さんは中学生の時の美術の成績は5段階の内4という高評価を貰っていたという。また、ここでも目について突っ込まれた逢田画伯。先ほどの二枚とあらためて比較検証が行われたが、やはり目はどれも一緒だった。
三時間目 声優文化研究
逢田さんに与えられたお題に対して、役を演じながら台詞を言うというコーナー。
声優の逢田さんとしてはこの企画は外せないと思ったのか、「自身あるって言わないとダメでしょ」と意気込んでいた。
・部活の後輩に壁クイして告白する男子高校生
「壁クイってなんだよ…」とツッコミを入れていた逢田さん。低い声色で格好良く「俺色に染めてやるよ」と台詞を言っていたのが印象的だった。
・ワセダベア
普通は喋らないワセダベアに声を当てるというもの。動物のキャラクター風の喋り方が見事で、逢田さんの表現力の幅を伺い知ることができた。
・彼氏の看病をする関西弁の彼女
お題が発表された時から会場から歓喜の声が挙がっていた。そして実際に逢田さんが「これを食べてはよ治しいや」という台詞を言うと、更に大きな割れんばかりの歓声が会場中に巻き起こった。
質問コーナー
事前に募集していたお客さんからの質問に逢田さんが答えるコーナー。
・緊張のほぐし方、心の支えは?
緊張した時は、握り拳を作りますという逢田さん。いつも、爪が食い込むくらい強く握るそうだ。あと、緊張した時の心の支えは、「レッドブルとか?」と答えていた。
・オススメの酸っぱい料理、酢をかけたら美味しい料理は?
今は、トムヤムクンにハマっており、多い時は週1の頻度で食するという逢田さん。酢をかけたら美味しい料理には「長崎ちゃんぽん」を挙げていた。あとは、王道なところでいうと「ラーメン」。「ラーメンは、お酢を摂取するために食べるようなもの」と豪語するくらい、逢田さんはお酢フリークなのだ。あと、最近ハマっているものとして、オレンジの輪切りに酢をかけるという珍しい食べ方を紹介していた。これに、オリーブオイルをかけても美味しいらしい。逢田さん曰く、「スイカに塩をかける原理と一緒」と語っていた。
・収録前のルーティーンは?
日々の日課として、朝風呂に入って、ストレッチをして、白湯を飲むのが一連の流れだという。朝風呂は、44℃の熱めのお湯に入るというから驚きだ。ちなみに白湯を飲むのは、冷たいものを飲むと喉が閉まってしまうから、温かいものを飲んで収録に臨みたいという考えがあるそうだ。
・もし、他の仕事をしていたら?
一度はファッションのお仕事の道も考えていた逢田さん。自分の進む道を考えた時、今のお仕事を選んだそうだ。芸能の世界に憧れを持ったのは、2才くらいから。その一番最初のきっかけは「SMAP」であるそうだ。幼少期の逢田さんは、歌を歌う方に憧れを持ち、「いつか自分もああなりたいな…」という気持ちを抱いていたという。
単位認定式
全てのコーナーを終えて、取得単位が目標に達したか判定が行われた。終了判定は、見事合格。卒業証書が逢田さんに送られた。
「卒業したことになってる!」と嬉しそうに叫ぶ逢田さん。「Wikiに書いてもいいんですか?」と言っていたから面白い。
単位認定のお祝いに、逢田さんにワセダベアではない「クマのぬいぐるみ」が贈られた。「最近、クマのぬいぐるみにハマっている」と語る逢田さんは、ご満悦の様子。他にも、早稲田カラーのえんじ色のパーカーも贈呈された。いずれのお写真も、ご本人のお写真と一緒にインスタに上げられている。
続くプレゼントコーナー。逢田画伯が執筆した絵にサインという形で、選ばれた3名の方に色紙は贈られた。
そして最後の挨拶。
「本日はとても楽しく、皆さんの近くで話せて良かったです。学園祭も色々と見て回ったりして下さい。また、早稲田大学さんに来られたら嬉しいです。」
最後まで、真摯に受け答えする逢田さん。会場に来たお客さんとも相互にコミュニケーションを取りながら、広い会場でも距離を感じさせない和気あいあいとしたトークが終始繰り広げられていた。去り際にも、会場を左右に移動して会場に集ったお客さん全員に丁寧に手を振る逢田さんの姿が印象に残っている。