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きりんログ

-愛と青春と声豚の記録-

【ラブライブ!サンシャイン!!】第9話「未熟DREAMER」 感想ひとりごと

ラブライブ!サンシャイン‼

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ラブライブ!サンシャイン!!第9話「未熟DREAMER」

 

冒頭は、果南がスクールアイドルをやめるという一言から。

 

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私…スクールアイドルやめようと思う 

 

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終わりにしよう…

 

AqoursのRestart

第8話で「0」という現実を突きつけられたAqours。それでも、一歩を踏み出さなければ、それが0のままなのか、はたまた、0が1になるのか、10になるのかも分からないまま。自分たちが、まだ何も見えない場所にいることを自覚した千歌は、夏祭りのステージにも立ちたいと言います。

 

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私は出たいかな!

今の私たちを見てもらう。それでダメだったらまた頑張る。

それを繰り返すしかないんじゃないかな

 

「ダメだったらまた頑張る」曜ちゃんも「千歌ちゃん変わったね」と言っていましたが、悔しさを仲間に打ち明けて再起を決心した千歌らしい一言だと思いました。

 

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練習頑張ってね

 

本編を最後まで見ると、果南はスクールアイドルを嫌っていた訳ではないことが分かります。この時、「練習頑張ってね」と明るく千歌に返していたのも納得です。

 

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やってたんだよね?スクールアイドル

 

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聞いちゃったか。ちょっとだけね

 

果南は「聞いちゃったか。ちょっとだけね」と、ダイヤの方が自分たちがスクールアイドルをやっていたことを勝手に千歌に打ち明けたように語っていましたが、本当は千歌たちに打ち明けるようにお願いしたのは、他でもない果南です。

 

彼女が直接千歌に言わなかったのは、自分の口から言うと、巡り巡って自分がスクールアイドルへの想いが残っていることが鞠莉に伝わってしまうから。だから、代わりにダイヤに遠回しに伝えさせたのだと思いました。彼女なりの、鞠莉への配慮が感じられます。

 

ちなみに、隠したままにしてもいい「東京で結果を残せなかった」という事実を千歌に伝えたのは、千歌たちが東京で痛感した悔しさを少しでも和らげてあげようとしたから。これも、彼女なりの配慮から来ているのではないかと思いました。

 

逃げてるわけじゃありませんわ

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果南ちゃん、どうしてスクールアイドルやめちゃったんだろう

 

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生徒会長が言ってたでしょ。

東京のイベントで歌えなかったからだって

 

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でも、それでやめちゃうような性格じゃないと思う

 

千歌たちがダイヤから聞かされた「東京のイベントで歌えなかったから」果南がスクールアイドルをやめたという理由。幼い頃から付き合いがある千歌は、果南の性格上、そんな理由ではスクールアイドルをやめないと、幼少期の果南とのエピソードを出して語ります。

 

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尻込みして海に飛び込めない千歌。そんな千歌に対して、「ここでやめたら後悔するよ」「絶対できるから」と、声をかけてあげた果南。彼女の「やめたら後悔する」「絶対できる」という言葉からは、果南が「前向き」で「決して諦めない心の持ち主」であることが分かります。

 

初めて、旧来の友人である千歌と果南の過去が初めて描かれた訳ですが、果南が「東京のイベントで歌えなかったから」という理由くらいでスクールアイドルをやめることは無いだろうということが、この短いエピソードから十分に分かります。

 

それでは一体、果南がスクールアイドルをやめた本当の理由は何なのか。ダイヤを姉に持つルビィが何か知っているのではないかと、千歌はルビィに問い詰めます。

 

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逃げてるわけじゃありませんわ

だから、果南さんのことを逃げたなんて言わないで

 

「逃げてるわけじゃない」後にこの言葉の真意が分かる訳ですが、それを知っていてもなお果南の意思を尊重して本当のことを言えなかったダイヤの歯がゆさが伝わって来ます。

 

もうあなたの顔見たくないの 

果南の抱く気持ちが気になる千歌らは、朝に尾行して辿り着いた弁天島ダンスを楽しそうに踊る果南の姿を目にします。そんな彼女の元に鞠莉が。

 

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復学届提出したのね。やっと逃げるのを諦めた?

 

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勘違いしないで。

学校を休んでいたのは父さんの怪我が元で…

それに復学してもスクールアイドルはやらない

 

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私の知っている果南はどんな失敗をしても、笑顔で次に走りだしていた。

成功するまで諦めなかった

 

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卒業まであと1年もないんだよ。

それだけあれば十分。それに今は後輩もいる

 

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だったら千歌たちに任せればいい。どうして戻ってきたの?

私は戻ってきて欲しくなかった

 

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果南は相変わらず頑固な…

 

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もうやめて。もうあなたの顔見たくないの

 

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果南の本心を知らない鞠莉は、まだ彼女がスクールアイドルから「逃げている」と言い張ります。

 

私の知っている果南はどんな失敗をしても、笑顔で次に走りだしていた。成功するまで諦めなかった

 

鞠莉自身も、千歌と同様に昔から果南のことを知っている間柄。当然、果南の性格は熟知していて、一度の挫折くらいではスクールアイドルをやめる性格ではないことは、十分に理解しているようです。

 

だったら千歌たちに任せればいい。

 

父親の病気があったから」「あと1年しか猶予がないから」色々な理由を挙げてスクールアイドルから離れたいという果南は、最終的に「だったら千歌たちに任せればいい」と言います。鞠莉のことを想う果南が、スクールアイドルを再開したいと言えない「本当の理由」を語れない以上、残されたのは「後輩に任せれば」と言うことだけ。鞠莉が千歌に想いを託せば、鞠莉が再びスクールアイドルをすることは無くなると考えたのでしょう。

 

どうして戻ってきたの?私は戻ってきて欲しくなかった

 

かつて鞠莉の将来を考えた結果、彼女を送り出そうと決めた果南。それなのに、鞠莉は再び浦女に戻ってきた。嘘を付いてまで送り出した自分の想いが無駄になろうとしていること、そして何よりも鞠莉の道がスクールアイドルによって再び閉ざされようとしていること。「私は戻ってきて欲しくなかった」そのキツい果南の一言からは、彼女の本音と彼女の不器用さが伺えます。

 

いい加減にしろーっ!!

果南の復学当日、1つ上の階の3年生の教室から投げ捨てられたであろう制服を曜ちゃんが捨て身の飛び込みでキャッチします。千歌と梨子の助けが無ければ、そのまま下に真っ逆さまに落ちていたことを考えると、曜ちゃんの制服好き度が極まっていることが分かります。

 

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3年生の教室では、果南と鞠莉が取っ組み合いの喧嘩をしていました。

 

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2人ともおやめなさい!みんな見てますわよ!

いくら粘っても果南さんが再びスクールアイドルを始めることはありませんわ!

 

果南と鞠莉の取っ組み合いの喧嘩、それを仲裁しようとするダイヤ。過去の回想でハグし合う2人を驚いた表情で見つめていたり、果南と鞠莉の行く末を見守って来たダイヤですが、果南と鞠莉、それにダイヤという3人の構図がここでも読み取れる気がします。

 

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どうして!あの時の失敗はそんなに引きずること?!

チカっちたちだって再スタートを切ろうとしているのに、なんで!!

 

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千歌とは違うの!!

鞠莉にはやるべきことが他にもあるでしょ?!

 

千歌たちが再スタートを切ろうとしてると言って、果南がスクールアイドルを再開しないことに怒りをぶつける鞠莉。

 

千歌とは違うの!!鞠莉にはやるべきことが他にもあるでしょ?!

 

果南は、もはや「本当の理由」さえ言わなければ、スクールアイドルをやらない理由はどうでもいいと言わんばかりです。そして、鞠莉の「やるべきこと」は「留学」になるのですが、それを今はハッキリとは言えないけれど、鞠莉には戻って欲しいというような、果南のモヤモヤが爆発して感情的になっていることも伝わってきます。

 

そして、そこに飛び出していったのは

 

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いい加減にしろーっ!!

 

鞠莉と果南の取っ組み合いの喧嘩、彼女たちの歯に衣着せた会話からは何も本当のことが読み取れなかったことに苛立ちを募らせた千歌が、上級生の3人に苛立ちをぶつけます。

 

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もう何かよく分からない話をいつまでもずーっと、ずーっと、ずーーっと!

隠してないでちゃんと話しなさい!!

 

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ダイヤさんも、鞠莉さんも、3人揃って部室に来て下さい。

 

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いいですね!? 

 

カタルシスというんでしょうか、スカッとしたというのでしょうか。千歌が3年生に言い放ったことは、視聴者の誰しもが抱いていたことなのではないでしょうか。何話もかけて3年生の場面は少しづつ描かれていましたが、その真実はずっと霧の中。何話もかけて中々進まないストーリーを描き続けてきたことがここで効果を持ってくるのと同時に、ようやくここで千歌の言葉と共に我々が抱いていたモヤモヤしたものが全て晴れたような気がします。

 

「千歌ちゃん凄い(曜)」「3年生に向かって(ルビィ)」千歌は溜め込んでいた苛立ちを全て放出し終わってから「あ…」と、ようやく上級生の教室に足を踏み入れて3年生に対して自分がもの申してたことに気が付きます。それだけ、無我夢中で自分の思いをぶちまけていたことがよく分かります。

 

果南とダイヤを問い詰めろ

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さっき言った通り、私が歌えなかっただけ

 

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ん~、イライラする~~ 

 

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その気持ち、よ~く分かるよ!

ホント、腹立つよね、コイツ!!

 

なかなか本当のことを話してくれない果南に対して、千歌は苛立ちを更に募らせます。「ホント、腹立つよね、コイツ!!」千歌に同情して鞠莉もコイツ呼ばわり。千歌に上級生の鞠莉が見方についたことは心強いですが、そうは言ってもいられない状況。

 

弁天島で踊っていた」という花丸・ルビィの報告を聞いて、「おー、赤くなってる!(鞠莉)」「うるさい!(果南)」「やっぱり未練があるんでしょ~?(鞠莉)」という会話を繰り広げる鞠莉と果南と、そのやり取りを微笑ましく眺めるダイヤ。やはり、その3人の関係性は、見ていて微笑ましくなります。

 

しかし、コミカルな場面を断ち切るように

 

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うるさい!未練なんて無い!

とにかく私は嫌になったの!

 

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スクールアイドルは絶対にやらない

 

「未練」という鞠莉の言葉が突き刺さったのでしょうか。自分の本心とは違う的はずれな鞠莉の言葉に、果南はぶっきらぼうな言い方で鞠莉に反論してしまいます。

 

眉毛をひそめて困る千歌。また、堂々巡りになろうかというところで、会話に入ってきたのがまさかの梨子ちゃん。

 

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まったく…

ダイヤさん、何か知ってますよね?

 

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えっ…

わたくしは何も…

じゃあどうしてさっき果南さんの肩を持ったんですか?

そ、それは…

 

一辺倒に果南の本音を聞き出そうとしていた千歌に、ダイヤの様子をすかさず察知していた梨子ちゃんが理詰めでダイヤを攻めます。

 

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ぎぃやぁああああ…!!

 

勢いの千歌、理詰めの梨子、肉体派の善子。3人のコンビネーションが決まってダイヤを追い詰めたところにコミカルな笑いが生まれると同時に、ようやく足を捉えたというような達成感がありました。足をかけられてルビィと同じように奇声を発しているところには、姉妹らしさが溢れ出ています。

 

歌えなかったんじゃない、歌わなかった

そして、ダイヤの口からは初めて真実が語られます。

 

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東京のイベントで果南さんは歌えなかったんじゃない。

わざと歌わなかったんですの

 

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…どうして? 

 

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あなたのためですわ。

あの日、鞠莉さんは怪我をしていたでしょう?

 

果南は、会場の大きさに圧倒されて歌えなかったのではなかった。あの日、怪我をしていた鞠莉を庇って、自らが歌えなかったかのように演じていた。もし、そのままパフォーマンスを続行していたら怪我や事故にも繋がり兼ねない上に、鞠莉が自分のせいでダメだったと自責の念に駆られてしまうことも考えていたのでしょうか。

 

ここで、果南が「歌えなかった」ことの真相が初めて分かりました。

 

そして、「挫折から"あえて"再起をしなかった」理由

 

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花火大会に向けて…新しい曲作って…ダンスも衣装も完璧にして…なのに…

 

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心配していたのですわ。

あなた、留学や転校の話がある度に、全部断っていたでしょう?

 

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果南さんは思っていたのですわ。

このままでは自分達のせいで、鞠莉さんから未来のいろんな可能性が奪われてしまうのではないかって

 

鞠莉の将来を本気で考えていたからこそ、果南はスクールアイドルをやめようという話を持ちかけた。「私…スクールアイドルやめようと思う 」という、冒頭の果南の台詞に繋がります。

 

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本当に断るの?もし向こうで卒業すれば大学の推薦だって… 

 

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いいんです。

私、スクールアイドル始めたんです。学校を救うために

 

留学の誘いを断っていることを知った果南。果南は自分たちと「スクールアイドル」を続けると、鞠莉がいつまで経っても自分の道を歩き出してくれないと考えた。だから、鞠莉がスクールアイドルから旅立つきっかけを、自らがスクールアイドル活動に終止符を打つことで与えようと考えた。

 

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ぶん殴る!そんなこと、一言も相談せずに!! 

 

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おやめなさい。

果南さんはずっとアナタのことを見てきたのですよ?

 

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貴方の立場も

 

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あなたの気持ちも…

 

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そして、あなたの将来も

 

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誰よりも考えている

 

理事長の娘として転校してきた鞠莉の「立場」から来る不安もあったでしょう。そんな立場に置かれた鞠莉の「気持ち」を考えて、果南は鞠莉の友達になろうと自ら歩み寄っていったのでしょう。そして、そんな大切な友達をずっと見てきた果南は、誰よりも鞠莉の「将来」を考えていた。

 

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そんなの分からないよ…。どうして言ってくれなかったの…?

 

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(ちゃんと伝えていましたわよ。あなたが気づかなかっただけ )

 

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え? 

 

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離れ離れになってもさ、私は鞠莉のこと忘れないから

 

鞠莉の心情を表すかのように涙雨が、走る鞠莉の元に降り注ぎます。

 

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果南と大切な時を刻んできた部室―

鞠莉はホワイトボードに頭をつけてただ一言。

 

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バカ…

 

自分のことを実は誰よりも考えていてくれた果南、そのことに今さら気が付いた自分。彼女のたった二文字の言葉からは、失ってしまった2年間という時間、はっきりと言葉にしてくれなかった果南への気持ち、そして何よりもその果南の気持ちに気が付くことが出来なかった自分を苛むような想いが込められているような気がしました。

 

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…なに? 

 

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いい加減、話をつけようと思って。 

 

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果南が私のことを想うように、

私も果南の事考えているんだから

 

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将来なんて今はどうでもいいの。

留学?まったく興味なかった

 

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果南が歌えなかったんだよ?放っておけるはずない! 

 

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私が…私が果南を思う気持ちを甘く見ないで! 

 

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だったら…素直にそう言ってよ! 

 

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だよね…だから… 

 

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ん?あなたは? 

 

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ハ…ハグ… 

 

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ハグ、 

 

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ハグ、しよ? 

 

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未熟DREAMER

2年間の空白を埋めた鞠莉と果南。その場所に自分は必要ないと言わんばかりに、でも確かに満足気な表情に浮かべるダイヤ。

 

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ダイヤさんて、本当に2人が好きなんですね 

 

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それより…これから二人を頼みましたわよ

じゃあ、ダイヤさんもいてくれないと

 

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親愛なるお姉ちゃん。

ようこそ!Aqoursへ!

 

そして、9人になったAqours

Aqoursの始まりの曲を全員で歌います。

 

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浴衣を意識した衣装。3年生だけが、かつてスクールアイドルをしていた時の制服の衣装で登場します。

 

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いつもそばにいても

伝えきれない想いで

こころ迷子になる なみだ

 

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忘れてしまおう 歌ってみよう

いっしょにね

 

いつもそばにいても 伝えきれない想いで

こころ迷子になる

 

果南の想い、鞠莉に伝えきれなかった気持ち。

 

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言葉だけじゃ足りない

そう言葉すら足りない

ゆえにすれ違って 離れて

 

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しまったことが 悲しかったの

ずっと 気になってた

 

いつの間にか、3年生の衣装は制服から浴衣に変わっています。3年生の時間が確かにあった上で、1年生2年生たちと合わさって9人の時間になった。

 

言葉だけじゃ足りない そう言葉すら足りない

ゆえにすれ違って 離れてしまったことが 悲しかったの

ずっと 気になってた

 

ダイヤの想い、2人をずっと見守り続けてきた気持ちがストレートな言葉で紡がれます。

 

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部室のホワイトボードの消えかかった歌詞。2年間という時間は失われたけれども、彼女たちがかつて残した想い出は部室に残っていたまま。その想い出を振り返りながら、空白の2年間を埋めるように消えかかっていた文字をなぞります。

 

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分かってほしいと願う

気持ちが止まらなくて

きっと傷つけたね それでも

 

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諦めきれない

自分のわがまま 今は

隠さないから

 

分かってほしいと願う 気持ちが止まらなくて

きっと傷つけたね それでも

 

鞠莉の想い、気持ちが溢れて時には傷つけてしまったこともある。

 

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力をあわせて

夢の海を泳いでいこうよ

きょうの海を

 

3年生の想いが、一つになります。

 

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どんな未来かは 誰もまだ知らない

でも楽しくなるはずだよ

みんなとなら 乗り越えられる

これからなんだね お互い頑張ろうよ

 

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どんな未来かは 誰もまだ知らない

でも楽しくしたい ほんとに

 

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みんなとなら 無理したくなる

 

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成長したいな まだまだ

 

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未熟DREAMER

 

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やっと一つになれそうな僕たちだから

 

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本音ぶつけあうとこからはじめよう

 

楽しげに手を繋いで円を描く姿、幸せそうにバスに皆で乗る姿。そして、3年生の3人と1・2年生の6人が分かれるカットから、Aqoursが9人になったことが強く印象付けられます。

 

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そのとき見える光があるはずさ

 

Aqours

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Aqoursか…。

私たちのグループもAqoursって名前だったんだよ

 

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そんな偶然が… 

 

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千歌たちも、私と鞠莉も、多分まんまと乗せられたんだよ。

 

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誰かさんに 

 

9話を経ての、ダイヤ・鞠莉・果南について

ラブライブ!サンシャイン第9話。最高の形で3年生のこれまでの物語に決着が着きました。3年生について思うところを触れてみたいと思います。

 

今回の話でダイヤの好感度が一気に上がりました。そう思われてる方は、私だけではないのではないでしょうか。今回の話でダイヤは、果南と鞠莉のことを想ってずっと一人で献身的に立ち振舞い続けてきたことが分かりました。そのことを念頭に置いた上でこれまでの話を振り返ると、全く違った見え方ができるかと思います。

 

思えば、鞠莉が浦女に戻って来たのは「浦の星にスクールアイドルが誕生した」という噂を聞いたからだと鞠莉は言っていましたが、その噂を流したのはもしかするとダイヤだったのかもしれません。果南の「千歌たちも、私と鞠莉も、多分まんまと乗せられたんだよ。」という言葉の通り、全てがダイヤのシナリオ通りだった。

 

また、ダイヤが千歌から大好きなスクールアイドルに勧誘されても断っていたのは、鞠莉と果南が和解して再びスクールアイドルに戻ってくることを信じて待っていたから。

 

そして、遡ること2年前、スクールアイドルをお終いにしようという話になった時、自分が憧れるスクールアイドルを諦めてまで果南の意思を止めようとしなかったのは、やはりダイヤが2人のことが本当に大好きだったから。

 

ダイヤがこれまで厳しい生徒会長を演じながら、そしてずっと2人の帰りを待ちながら一人で立ち振る舞い続けていたことを考えると、本当に彼女の想いが最高の形で叶って良かったなという気持ちになります。最後の、Aqoursという文字を嬉しそうに無邪気に書く姿からも彼女が抱いてきた想いがとても純粋だったことが伝わって来ます。

 

また、鞠莉については、これまで全てを知っているかのように物事を進めて来ましたが、段々と思い通りにいかなくなり、ダイヤとは対照的に計画が上手くいかなくなって最後は泥臭く雨の中を走っていたのが印象的でした。最後には人間臭さにまみれていたのが私としてはむしろ好印象です。

 

今回の話でも、果南の言葉を聞いて彼女の想いに気付くことが出来なかったように描かれていましたが、3話でダイヤと鞠莉が再会した場面で「話を聞かないのは相変わらずのようですわね。」と言っていた時点から既に、鞠莉の人となりがよく表れていたんだなと思いました。

 

そして、果南は、今回の話までずっと東京での挫折を引きずっていたからスクールアイドルの誘いを断り続けていたのかなと、ミスリードにハマっていましたが、果南は鞠莉の将来のことを真剣に思っていたからこそ、誘いを断り続けていたのだと分かりスッキリすることができました。

 

彼女は、鞠莉の為を思って東京での失敗の責任を自らが被ったり、スクールアイドルをやめる決意をしたりする意思の強さを持っていますが、言葉にして伝えようとしなかったところに彼女の不器用さが感じられると共に、そこにやはり人間臭さが感じられ、鞠莉から見れば「頑固親父」として映ったのでしょう。

 

3年生は、どのキャラクターもジーズマガジンで見ていた時の印象とは大きく異なっています。ダイヤは、スクールアイドル愛に溢れていることは知りませんでしたし、鞠莉も果南も違う印象を受けます。ですが、そのおかげで誰もが気持ちを共感できるような、人間臭いキャラクターになったのではないでしょうか。

 

彼女たちは、お互いの気持ちに素直になれずにぶつかり合っていて、他の学年と比べても不器用で子供っぽい側面も持ち合わせているように感じましたが、彼女たちが離散することになったきっかけは元を辿れば1年生の時。その時の些細なすれ違いが種になっていたことを考えると、当然と言えば当然なのかなと思いました。もちろん、3年生なのに子供っぽい側面を持ちあわせていることは、そのまま彼女たちの魅力にも繋がることではあります。

 

ラブライブ!1期の「留学」との比較

スクールアイドルと留学は切っても切り離せません。前作で友達の留学を止めた穂乃果がいましたが、それとは反対に本作ではともだちの留学を止められなかった果南たちがいたように、ここも新しさだと思いました。

【ラブライブ!サンシャイン!!】第1話「輝きたい!!」 感想ひとりごと - きりんログ

 

鞠莉が留学しているというお話を最初に聞いた時に、ラブライブ!サンシャイン!!でも留学がひとつの大きな問題となってくると思っていました。しかし、当初思っていたのと違っていたのは、果南たちは留学を止められなかったのではなく、自らが率先して留学を推し勧めていたというところです。

 

留学と聞いて思い浮かぶのがやはり、ラブライブ!1期の終盤の穂乃果とことりの掛け合い。無印でも、お互いに交わした言葉が少なかったことが、穂乃果とことりのすれ違いを生む原因のひとつになっていました。

 

聞いて欲しかったよ、穂乃果ちゃんには。
一番に相談したかった…
だって穂乃果ちゃんは、はじめて出来た友達だよ?
ずっとそばに居た友達だよ?
そんなの…そんなの当たり前だよ!

南 ことり 第12話『ともだち』

 

一方、サンシャイン!!の9話はどうでしょうか。サンシャイン!!でもお互いに交わした言葉数が少なかったことがすれ違いの原因になっています。

 

果南は、鞠莉の将来のことを考えて留学を勧めた訳ですが、本当の理由も告げずにスクールアイドルをやめると言ったり、そもそも声が出ないと嘘をついて大会を辞退したりしていました。鞠莉のことを思っての「優しい嘘」であったことには変わりありませんが、「果南が歌えなかったんだよ?放っておけるはずない! 」と鞠莉が言うように、それが彼女にとって本気で心配する事柄にもなった訳です。

 

鞠莉も、「将来なんて今はどうでもいいの。留学?まったく興味なかった」と言うように、果南は鞠莉にそのことを正直に伝えて欲しかった。

 

お互いに交わす言葉が少なかったという些細なすれ違いが、お互いの大きな誤解へと発展してしまった。それは、無印でも本作でも変わりありませんが、本作の方がより大きな問題に発展してしまった。その大きな理由は、やはり「鞠莉が留学してしまったこと」。この事実が大きいのだと思います。

 

無印では、ことりの将来があっても、「今はことりちゃんと一緒にスクールアイドルがしたい」という自分の気持ちに素直になることで、穂乃果はことりの留学を止めることが出来ました。ことり自身も「私、自分の気持ちわかってたのに」と、穂乃果に気持ちを伝えてもらうことで、自分の気持ちを正直に伝えることが出来ました。

 

一方、サンシャイン!!では、鞠莉の将来を第一に考えて、果南は鞠莉の留学を止めることなく自らも彼女を送り出しました。確かに、鞠莉の将来を考えるならば、果南の選択は必ずしも否定することはできないでしょう。

 

しかし、本当に今自分がやりたいこと、果南と一緒にスクールアイドルを続けたいという思いを伝えられたなら、道は違っていたかもしれません。そうすれば、鞠莉の本当の気持ちも知ることが出来たでしょう。

 

ラブライブ!では描かれなかった「友達の留学を止めなかった」場合の、if(もしも)のストーリー。それが、ラブライブ!サンシャイン!!では描かれていたのでした。

 

次回予告

最高の感動のラストを迎えた第9話。その感動の涙が、次回予告のタイトルで全て笑いの涙へと変わりました。それも笑って泣けるラブライブ!の良い所です。

 

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最後に

蛇足ではありますが、無印を意識したカット(飛び上がる千歌など)が度々登場するサンシャイン!!ですが、第9話でもAqoursが9人になるところで無印の劇場版を意識したと思われるカットが登場したので載せておきます。青空をバックに輪になる姿からは9人の絆がどちらも感じられます。

 

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